大阪府・吉村知事が定例会見10月21日(全文3)「大阪いらっしゃいキャンペ」再開予定はまだない
大阪モデルの見直しは検討するのか
ただ、そこについて、時短協力金が出るからやめたというもんではないです。先ほど申し上げたとおり、本来的に、皆さんももし飲食店営業してるって想像していただいたら分かると思うんですけども、これは死活問題でもありますから、これだけ感染が収まってきたのであれば、これは本来の営業の自由にできるだけ立ち返って、行政からの要請はいったん終了すると。こういうことです。 今後、もしぐーっと増えてきたときにどうするかっていうのはもちろんあるんですけども、今の段階で継続するっていうのは、その事業をされてる方の立場に立ったときにもう本当に厳しい状況になるので、じゃあいつ解除されるんかっていうぐらいな話になると思いますんでね。われわれは緑の基準っていうのを、大阪モデルの基準を作ったので、その基準を満たした以上、いったん解除する。ここが筋だと思ってます。 朝日新聞:すいません、最後1点だけ。大阪モデルについてなんですけども、今後、黄色信号をつけるときに、知事は以前、今後は医療提供体制だったり保健所の機能強化とかによって、1000人、2000人とか、陽性者の数に一喜一憂しないというようなことをおっしゃっていて。ただ、今日の対策本部会議では15人以上って、今までどおりの数で黄色信号の判断をするということになっていて。この10万人当たり15人以上がどうか、これは、見直しの検討についてはどうでしょうか。 吉村:僕はこれ、見直すべきだと思ってます。ただ、これは国も見直すっていうふうに言ってるので、そこがちょっと今、ストップしちゃってますから。国もどちらかというと新規陽性者数よりも病床の逼迫度を基準にしていこうというので前回の緊急事態宣言の解除も決めたわけですし、あれはまだ現在、国も途上で、今後、新たに国の基準が僕はできてくるんだろうと思ってます。
こちらでどたばた変えるのはやめようと
なのでそれに合わせて、その時期に一緒にこの陽性者数ありきじゃない基準に変更しようと思ってますが、まだ国がそれが出てきてないので、現状、基準はもう変更することなく、まずは今のままで固定させると。 ただ、これは将来的には、やっぱりワクチンも広がって、病床体制もわれわれもかなり強化もしてきてるので、第5波でいうと陽性者が3000人超えましたけど、第4波より圧倒的に数は多かったわけですけど、病床の逼迫度は、今日の資料でも明らかでしたけど、やっぱりわれわれが準備した対策であったり病床で、かなりそこは乗り切ることができましたので、やっぱり状況は変わってきてると。 その中で、この今までと同じような数基準はどうなんだろうというような問題意識、国もありますんでね。おそらく選挙が終われば一定、落ち着くと思いますから、選挙終わって落ち着いた環境の中で、おそらく新大臣と、そして部会でさまざまな、ここは議論されると思いますから、そこに合わせて大阪の、大阪モデルの数の基準についても、そこが変わればこちらのほうもそれに合わせて検討していきたいと思ってます。ただ、今はそこは変わってないし、そこも変わる前にこちらでどたばた変えるというのはやめようという判断をしました。 朝日新聞:ありがとうございます。 司会:次は、毎日新聞さん。