南沙良さんの”透明美肌”の秘密は?ドラマ『わかっていても the shapes of love』インタビュー
美羽の諦めているようで諦めきれていない繊細な部分を表現
――南さんは過去の恋愛にトラウマを抱える浜崎美羽役を演じていますが、オファーが来た時はどのように思いましたか? 【写真5枚】この記事で紹介した、南沙良さんのアナザーショットはこちらからチェック! 原作を拝見していたので、びっくりしました。リスペクトを忘れないように丁寧に向き合いながら演じさせていただこうと思いました。原作はとても素敵でしたし、面白かったので、そのファンの方々に受け入れてもらえるような作品になればいいなとずっと思っていて。日本版では女性の年齢が27歳という設定になっていたのですが、撮影していた時、私は21歳だったんです。まわりも年上のキャストのかたばかりだったので、年齢相応に見えるかな、と少し心配しました。 ――ドラマを拝見すると美羽の揺れ動く感情が伝わってきましたが、どのように役作りをされましたか? 撮影前からこまかい演技プランを立てずに、現場に入ってからみなさんとお話しするなかで、美羽を形作っていきました。美羽は何事も最初から諦めているようでいて、諦めきれていない子だと感じたので、その繊細な部分を表現できたらと思っていましたね。 ――全8話ありますが、ご自身で印象深かったシーンといえば? 美羽が漣に導かれて、石像を壊すシーンですね。お芝居していても、そのシーンは美羽の中でひとつ気持ちが変わる瞬間のように捉えているので、印象深いです。 ――わかっていても踏みだす人、踏み出さない人とさまざまですが、美羽は自分の心に正直でストレートに行動するタイプに見えます。南さんご自身はいかがですか? 私は優柔不断ですぐ悩みますし、諦められないタイプなので、美羽と違って一歩踏み出せないタイプなんです。だから、あまり美羽には共感できないので、私だったら傷つくとわかっていたらいかないかもしれません(笑)。 ――劇中では漣にどんどん惹かれていく美羽ですが、横浜流星さんと共演されてみていかがでしたか? 横浜さんはお芝居に対しての集中力や姿勢が素晴らしくて、現場では横浜さんの背中を見て頑張りました。私に対しても台本の中で気になるところや、やりづらいところがないかその都度、聞いてくださってありがたかったです。私はけっこう人見知りなんですが、横浜さんがその様子をご覧になって、笑わそうとして面白いことをやってくださったりしていて。とても優しいかたでした。