マイカーをMAZDA「CX-80」に買い替えようとしている夫。世帯年収「380万円」のわが家でも買えるのでしょうか?
世帯年収「380万円」でCX-80は購入できるか
世帯年収380万円でCX-80を購入するのは、難しいといえるでしょう。 年収1000万円未満の場合、手取りの割合は70~80%といわれています。380万円の世帯年収の場合、80%あった場合で304万円(月額約25万円)です。 仮に家賃6万円の住居に住んでいると仮定した場合、車の維持費込みで固定費として約13万円は必要になり、収入の半分以上が家賃と車に必要になる計算です。 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編2023年(令和5年)平均結果の概要」のデータによると、二人以上の世帯の消費支出は、平均で29万3997円となり、その中に「自動車等関係費」として2万5316円が含まれています。これらの金額を差し引くと26万8684円となり、手取り月額約25万円の場合、支出が上回り赤字です。 このことから、不要な費用を切り詰めたとしても支払いは難しい可能性があります。
世帯年収380万円ではCX-80購入後の維持は難しいと考えられる
MAZDA CX-80は、世帯年収380万円で月額25万円の収入では、購入は難しいでしょう。購入時のローン契約をマツダクレジットではなく、金融機関などのマイカーローンを活用した場合、低金利や回数を延ばせる場合があります。 金利1.4%、120回まで可能な分割払いを利用した場合だと、月額3万7974円となり、この金額であれば、毎月の自動車ローンの金額を2万円は減らせますが、それでも手取り金額から考えると生活に影響は出てくるのではないでしょうか。 MAZDAの場合、さまざまなSUVを取り揃えています。CX-60のベースグレードである「25S S Package」の場合本体322万3000円で、諸費用込みで約350万円です。120回分割だと3万1272円となります。CX-3のベースグレードは本体227万9200円となり、諸費用込みで250万となります。 この場合、2万2337円が月々の支払額となり、CX-3であれば手が届くかもしれません。 無理な支払い計画で上級車を選択せず、無理なく支払いができる範囲でいろいろなラインアップから購入車両を検討してみましょう。 出典 ソニー損害保険株式会社 ソニー損保「2024年 全国カーライフ実態調査」 総務省統計局 家計調査報告 2023年(令和5年)平均結果の概要 P1より マツダ株式会社 CX-80 兵庫県 自動車種別割 納める額 乗用車 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部