生物オタク女子大生・篠原かをり、レアすぎるペットとの愛あふれる日常生活
学生作家でタレントとしても活動する篠原かをりを紹介するとき、「クイズの女王」または「生物オタク」と言ったほうが人物像が単刀直入に伝わるかもしれない。横浜生まれの22歳。生物や昆虫好きを活かし、「カイコの研究」で慶應義塾大学にAO入試で合格、環境情報学部に在学中の現役女子大生だ。個性的なプロフィールを活かし、バラエティー番組などに多数出演。直近では11月9日に発売した著作「サバイブ―強くなければ、生き残れない」(ダイヤモンド社)が話題だ。漫画家・麻生羽呂氏との共著で、最強生物とされる72種の生き物を引き合いに、本当の強さとは何か、生き残るための知恵を考察するもの。いったい、どんな人なのか。
子供の頃から生物好き 一枚のポイで20匹 “金魚すくいマスター”
横浜雙葉高校時代は、クイズ研究会を立ち上げ、さまざまな大会に果敢にチャレンジしていたという。 「大学1年のとき大会で優勝してから、テレビに呼んでいただくことが増えました。でも、クイズはさほど得意じゃないと思うようになって……。昆虫を扱う番組にも呼ばれるようになって、それが楽しいですね」 大学では分子生物学を専攻、生態学の研究もしているとか。 どんな少女時代を送っていたのだろう。 「動物とか、金魚すくいや昆虫採集、生き物にまつわる趣味だけはありましたね。金魚すくい、異常にうまいんです。一枚のポイ(金魚をすくう和紙の貼られた道具)で20匹とかすくえるんですよ。ポイには裏表があるんですけど、水をすくわずに金魚だけをすくって、尾っぽをはずすっていう。途中で何が楽しいんだろうと疑問に思いますけど。小さいときからそれだけにお金をつぎこんできたので」 金魚すくいの話から虫の話題になると、表情が輝いた。楽しくて話がとまらないといった感じだ。
かわいいと思える人は少ないかもしれない 驚きのペットの数々
「自宅でも生き物を飼うのが好きですね。虫がとにかく多くて、とくにゴキブリをすごく増やしています。最初3匹で飼い始めて、いま300匹ぐらい。ゴキブリって密集して集団で暮らしたがるので、虫かごに入れています。すごく賢くて、空気が読めるんですよ。たとえば4匹と5匹の群れがあると、絶対に足りないほうに入って、群れの大きさを均等に保つんです」 最初の3匹には名前をつけていたが、50匹を超えてからはさすがに見分けがつかず、いまは名前をつけていないそうだ。