iPadのリモコンになる無線トラックボールを試す:動画視聴の頼れる相棒に
iPadの動画再生用コントローラーとして活用
リラコンをiPadと接続すれば、メディアコントローラーとして使える。YouTubeアプリなどでの動画視聴時に便利だ。 メディアコントローラーボタンでは、「再生/一時停止の切り替え」「音量調節」「再生動画のスキップ」などができる。 トラックボールでポインターを動かせるので、アプリの起動から動画の再生まで、ほとんどの操作はリラコンで完結する。 文字入力はリラコンだと難しいが、画面をタッチするかワイヤレスキーボードを接続すればいい。 iPadをリラコンで操作するメリットは、複数人で画面を見るときにも感じやすい。iPad本体からある程度の距離を取っていても、ワイヤレスで操作ができるため、iPadに近づく必要がなくなる。 ショート動画の視聴といった、短い時間で何度も操作が求められるシーンでは、特に便利に感じる。 また、iPadからAirPlayでテレビなどに出力し、リラコンで操作をするといった使い方もできる。
自由にショートカットを割り当てられる10ボタン
また、リラコンが搭載する10個のボタンには、ショートカットを自由に割り当てられる。 割り当てには、Windows/macOS向けのソフト「エレコム マウスアシスタント」のインストールが必要になる。シンプルな設定画面で、どのボタンに何を割り当てるのかが分かりやすい。 PCで文書を作成することが多い筆者の場合、コピーやペーストの機能をボタンに割り当てることで、作業が効率的になった。 普段のマウスを利き手側、リラコンを反対側に置き、ショートカットキーを担う「左手用デバイス」のようにしてリラコンを使うのも、なかなか便利だと感じている。 iPadやPCを遠隔で操作したい人だけでなく、左手用デバイスを探している人にもおすすめしたい製品だ。
佐藤文彦