すでに首位と7p差…アーセナルの優勝争いは「終わった」のか?厳しいデータとOBの言葉「責任は彼ら自身に」
今季2敗目を喫したアーセナルについて、イギリス『BBC』と現地解説陣が分析した。 2日に行われたプレミアリーグ第10節で、ニューカッスルと敵地で対戦したアーセナル。12分にイサクの見事なヘッド弾で先制を許すと、その後もなかなかチャンスを作れず。良いところなく90分を終え、0-1で今季2敗目を喫している。 【動画】アーセナル、イサクの“完璧ヘッド”に沈む この結果、首位リヴァプールとの勝ち点差が「7」まで広がり、4位に転落したアーセナル。『BBC』のハリー・プール記者は「多くの人から、今季はプレミアリーグで長年続く無冠に終止符を打つために次のステップへと進むことが期待されていたが、その挑戦はもう終わったのだろうか?」とし、注目のデータを紹介している。 開幕10試合で首位に7ポイント差をつけられたアーセナルだが、プレミアリーグでこれ以上の差をつけられながら逆転優勝を果たしたチームは、1994年のブラックバーンのみ(8pp)。2002-03シーズンのマンチェスター・ユナイテッド(6p)、2020-21シーズンのマンチェスター・シティ(6p)よりも大きな差をひっくり返すことが必要になったようだ。 試合後、アーセナルOBであるマーティン・キーオン氏は「シーズンはまだ長いが、今のアーセナルにとって本当に長い道のりになったね。そして、その責任は彼ら自身にある。過去2シーズンはシティと互角に戦ってきたものの、今はレースに参加できていない。今日の彼らはチャンピオンらしいプレーもできず、今は傷を癒やしているところだろう。まったくパーソナリティを見せられず、こんなにウーデゴールが恋しい試合はなかったよ」と指摘している。 また、イングランド代表OBジョー・コール氏は「今季の優勝争いは、良いチームが多すぎるのでこれまでよりポイント差は小さくなると思う。そして、多くの人がアーセナルの優勝を予想していた。しかし、今はその考えに疑問を持っているよ」とし、さらにリヴァプールOBのスティーブン・ウォーノックは「ウーデゴールはアーセナルのキープレイヤーだ。彼はキラーパスを狙い、ボールを失うことも恐れない。彼が欠けているよ。そしてこの結果は、プレシャーが何をもたらすかを示すものだ」と主将不在の影響が大きいと分析している。