「あまり組むケースがなくて」G大阪に敗れた一因はD・オリヴェイラと荒木と連係不足【FC東京】
優秀なタレントを起用するだけでは…
2024年5月26日、FC東京はガンバ大阪に0-1と敗戦。リーグ戦で完封負けを喫したのは5節の川崎フロンターレ戦以来、11試合ぶりのことだった。松木玖生が囲み取材で「ガンバの選手にも『全然怖くなかった』と言われました」と明かしたとおり、この日のFC東京の攻撃に迫力はなく、単調さが目に付いた。 【PHOTO】味の素スタジアムに駆けつけ、最後まで声援を送り続けたFC東京サポーター!(Part1) そうなった一因は、CFのディエゴ・オリヴェイラとトップ下の荒木遼太郎の連係不足にあっただろう。実際、荒木は落胆したスタンスで次のように証言している。 「攻撃はふたりでもっと行けたら良かったんですけど、相手も良い感じで守ってきたので。もう少し擦り合わせが必要だと思いました」 どういう部分を擦り合わせるべきなのか。 「自分が(D・オリヴェイラの)背後に行った時のディエゴのパスとか、そういったところのズレを減らして正確になればゴールの匂いがよりしてくるのかなと。ディエゴと(前線で)組むケースがあまりなくて、練習から探り探りやっていたんですけど、完璧と言えるような感じではありませんでした」 今季のFC東京は、トップに荒木、トップ下に松木、もしくはトップにD・オリヴェイラ、トップ下に仲川輝人というコンビがハマっていた。しかし、G大阪戦では“あまり組むことがなかった”2人が先発出場している。 優秀なタレントをただ並べて起用して勝てるほどサッカーは甘くない。プレーヤー同士の相性も重要という事実を、改めて突きつけられた感がある。 取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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