若手警察官が職務質問の技量を競う 不審者役の警察官と対峙「安心安全な信州につなげていきたい。」【長野】
若手警察官が職務質問の技量を競う競技会がありました。不審者役を務めたのは同じ警察官。2人一組で持ち物チェックを進めた、その結末は? 長野中央警察署地域課の宮尾拓也巡査部長(33)と浅井詞音巡査(20)は日ごろからペアを組んでいる先輩と後輩です。 不審者役も警察官。簡単には職務質問に応じません。 ■宮尾巡査部長 「無いとは思うんですけど、中には行方不明届が出ていたり、違反金の未納があったり。無いことだけ確認させてください」 制限時間は20分。会話の内容や所持品の中から薬物を見つけられるかが採点の対象となります。宮尾・浅井ペアはかばんの中から注射器を見つけて終了となりました。 すると審査員は… ■審査員 「ちょっとね、そこ見て。捨てられちゃってる。しっかり動静監視しないと物(薬物)を捨てられちゃってる」 犯人役はかばんの中からすばやく「薬物」を投げ捨てていました。 ■浅井巡査 「競技会では失敗も多々ありましたが、今後の職務質問においてこの失敗を生かしていきたい。安心安全な信州につなげていきたい。」 競技会には県内の警察署などから48人が参加し、13日も開かれます。