デ・ゼルビ監督率いるマルセイユ、トッテナムからデンマーク代表MFホイビュルクを獲得!
トッテナムに所属するデンマーク代表MFピエール・エミール・ホイビュルクが、マルセイユへレンタル移籍することが決まった。現地時間22日、両クラブが発表した。 【動画】ホイビュルクがマルセイユに到着! レンタル移籍期間は、2024-25シーズン終了時までにあたる2025年6月30日まで。マルセイユ側の発表では「買い取りオプション付き」と伝えられているものの、トッテナム側の発表では「買い取り義務付き」のレンタル移籍だと明かされた。なお、イギリスメディア『BBC』は完全移籍を前提とした買い取り義務付きのレンタル移籍と伝えており、完全移籍に移行する際の移籍金は1700万ポンド(約34億円)ほどだという。なお、マルセイユでの背番号は「23」に決まった。 ホイビュルクは1995年8月5日生まれの現在28歳。母国デンマークでコペンハーゲンやブレンビーなどのアカデミーを渡り歩いた後、2012年夏にバイエルンのセカンドチームに加入。2013年4月にトップチームデビューを果たしたものの、リーグ屈指の選手層を誇るバイエルンのトップチームでは出番が限られており、その後はアウクスブルク、シャルケとドイツ国内へのレンタル移籍も経験した。 2016年夏にはサウサンプトンへ完全移籍加入し、イングランドに初上陸。初挑戦となったプレミアリーグで才能が開花し、計4シーズンの在籍で公式戦134試合出場5ゴールを記録すると、2020年夏にはトッテナムへのステップアップを果たす。トッテナムでも加入後の3シーズンは中盤の主力に君臨していたものの、アンジェ・ポステコグルー監督が就任した2023-24シーズンは先発での出場機会が激減。負傷者が続出した影響もあり、最終的には公式戦39試合のピッチに立ったが、プレミアリーグでは36試合の出場で先発はわずか8試合にとどまっていた。トッテナムでは4シーズンで公式戦通算184試合出場10得点を記録している。 また、2014年5月にデビューを飾ったデンマーク代表でも、長きにわたって主力として活躍。EURO2020では全6試合にフル出場し、母国の準決勝進出に大きく貢献した。FIFAワールドカップカタール2022、EURO2024でも全試合スタメン出場を記録。これまでに国際Aマッチ通算で81試合出場10ゴールを記録している。 2023-24シーズン、マルセイユはマルセリーノ・ガルシア・トラル氏(現:ビジャレアル)の下でスタートしたものの、ウルトラス(応援団体)の脅迫騒動により、リーグ・アン開幕からわずか5試合(2勝3分)で監督の座から辞任。その後任として、昨年9月にジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が指揮官に就任したものの、成績の低迷により今年2月に解任が決まっていた。後任を託されたジャン・ルイ・ガセ監督の下、最終的にはリーグ・アンで8位、ヨーロッパリーグ(EL)はベスト4という成績でシーズンを終えたものの、5シーズンぶりに欧州カップ戦の出場権を逃す結果に。来季は巻き返しを期するシーズンとなる。 今オフには新監督としてブライトンからロベルト・デ・ゼルビ氏を招へいしただけでなく、マンチェスター・ユナイテッドから元イングランド代表FWメイソン・グリーンウッドを獲得するなど、数々の実力者を補強。ホイビュルクは今夏の移籍市場における5人目の新戦力としてマルセイユに加わることとなった。
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