DOHC2バルブ空冷エンジンの雄GPz400/Fは、80年代のカワサキを象徴する
1980年代の最新テクノロジーを満載した車体
フレームはスチール製のダブルクレードルタイプで、リアサスペンションはZ400GPから採用されたユニトラックサスペンションを踏襲している。フロントフォークは35mm系の正立テレスコピックタイプで、当時流行していたアンチダイブノーズ機構が組み込まれている。ブレーキはフロントタブル、リアシングルのディスクタイプで、キャリパーはシングルポッドタイプが組み合わされている。 ホイールサイズは前後18インチで、フロント16インチが流行を見せ初めていた1983年においては少々前近代的な印象を受ける。しかし、その18インチホイールはライバル車よりも車格をワンランク上に見せていたことも事実であり、それがGPz400/Fを選ぶ理由になっていたというオーナーも少なくないはずだ。 レーサーレプリカブームを乗り越え、次のネイキッドブームへと空冷エンジンの歴史を繋いだGPz400/Fは、カワサキらしいデザインやテクノロジーを満載したモデルであったと言えるだろう。
GPz400F主要諸元(1985)
・全長×全幅×全高:2165×720×1255mm ・ホイールベース:1445mm ・シート高:770mm ・乾燥重量:178kg ・エンジン:空冷4ストロークDOHC2バルブ直列4気筒399cc ・最高出力:54PS/11500rpm ・最大トルク:3.5kgm/9500rpm ・燃料タンク容量:18L ・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク ・タイヤ:F=100/90-18、R=110/90-18 ・価格:52万5000円(当時価格)
後藤秀之
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