動画生成のDream Machineで注目されるLuma AIがAPIを公開、APIを使ってカスタムツールをつくる方法
ステップ4:コードの実行と結果の解説
任意の写真を動画にするには、上記コードの110行目を変更する必要がある。 image_path = “/Users/genhosoya/Projects/luma_ai/images/image_01.JPG” 筆者の場合、プロジェクトディレクトリにimagesフォルダを作成し、そこにimage_01.JPGという画像ファイルを格納した。
このイメージをソーシャルメディア用の動画に変換する。 使用するプロンプトはコードの111行目。今回は以下のプロンプトを使用するが、目的によりカスタマイズするのが好ましい。 “Transform this image into a vibrant, eye-catching video with subtle motion and a zoom-in effect” この画像とプロンプトで、上記コードを実行すると、同じimagesフォルダ内に、動画(MP4)ファイルが作成される。
今回は基本のプロンプトを使用したが、目的によりどのようなプロンプトが最適なのか、いくつか試行錯誤することが求められる。 ちなみにこの動画生成では、0.34ドルのコストが発生した。特に大量に作成する際には、APIページのダッシュボードでコスト推移を確認することが重要となる。 APIを使う利点は、他のAPIと連携させさまざまなタスクを自動化できる点にある。 たとえば、EコマースプラットフォームAPIと連携させ、商品画像から自動的に動画広告を作成する機能、季節やトレンドに合わせて商品プロモーション動画を自動生成する機能、顧客の購買履歴に基づいてパーソナライズされた商品紹介動画を生成する機能などを作成することも不可能ではない。 Luma AIのAPI公開により、どのようなアプリケーションが登場するのか、今後の展開を楽しみにしたい。
文:細谷元(Livit)