春高バレー 星城、昨年大会3位の昇陽にストレート勝ち 2年生エースの柏崎祐毅「チームを幸せにできるエースになります」
「ジャパネット杯 春の高校バレー」第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会第2日(6日、東京体育館)男女の2回戦が行われ、男子の星城(愛知)が昨年大会3位の昇陽(大阪)に2-0でストレート勝ちした。7日は目標の8強入りをかけ、昨年8月の全国高校総体準優勝の東福岡と対戦する。 第1セットは25-13と圧倒。第2セットは接戦となったが、昨夏のU18アジア選手権日本代表で2年生エースの柏崎祐毅が13得点と大活躍し、この日は21得点を挙げてチームを勝利に導いた。身長184センチながら最高到達点は今大会最高タイの345センチという驚異のジャンプ力を持つ大黒柱は「昨日の反省を生かしたゲームにできた。昨日は緊張とか力みとかがあった。楽しんでやることができた。まだベストパフォーマンスまではいっていないんですけど、それなりのプレーになってきたかなっていう風には感じます」と冷静に振り返った。 憧れの選手は同高OBで、同じ名前を持つ男子日本代表主将の石川祐希(29)=ペルージャ。史上初の2季連続高校3冠を達成した石川も指導した竹内裕幸監督(49)は「2年生の子たちには『また同じことを再現してほしい』って話をしている」と2年生中心のチームへの期待は高い。特に柏崎には「今回の大会でも石川にかなり似てきている。石川が例えばこのチームにいて、あれだけの打数を打たされていたら、もっと早くへばっているんじゃないかなと思う」と当時の石川以上の部分もあると賛辞を贈った。 7日は3回戦で東福岡と対戦し、勝ち上がると準々決勝のダブルヘッダー。エースへの負担は大きくなる。「もうちょっと打数を減らして点を取れた。何本も何本もブロックに当てて、何回も何回も打つっていうシチュエーションになっちゃった。明日はダブルヘッダーなんでそれを繰り返したら多分、MAX6セットもたないと思うんで、決定率を上げたい。チームを幸せにできるエースになります」。下級生をサポートしてくれている3年生のためにも1試合でも多くオレンジコートでプレーする。(尾﨑陽介)