チップは14が「A15 Bionic」で15が「A16」なのに対し、16と16 Plusについては2世代ジャンプして「A18」になりました（画像は筆者YouTubeチャンネルより）

また、16シリーズだけの機能としては「カメラコントロール」があります。これは感圧式で静電容量も判断できます。1回押すとカメラが起動してすぐに写真が撮れたり、軽く1回押してズームしたり、写真撮影時に画面を触らなくても、iPhoneを横に構えた状態で操作できるのが非常に便利です。

16シリーズでは感圧式で静電容量も判断できる「カメラコントロール」が採用され、カメラ撮影の操作性がアップしています（画像は筆者YouTubeチャンネルより）

カメラは世代によってかなり違います。14は12MP（1,200万画素）ですが、15では48MP（4,800万画素）と4倍になりました。16シリーズでは48MPのFusionというカメラですが、12MPの超広角がマクロ写真や空間写真・空間ビデオの撮影に対応しています。マクロ写真はProモデルのみの機能だったので、ありがたい進化ですね。 また、光学ズームは14では0.5と等倍でしたが、15と16シリーズにはそれに加え2倍光学ズームも搭載されています。

カメラ機能はモデルごとでかなり違います。16シリーズはでは、12MPの超広角でマクロ写真が撮影できるようになりました（画像は筆者YouTubeチャンネルより）

バッテリーについては、14や15のビデオ再生が最大20時間だったのに対し、16は22時間と2時間も延びています。16 Plusは前モデルより1時間延びて最大27時間も再生できるんですよ。 充電端子については14だけがLightningで、15/16シリーズはすべてUSB-Cです。ただし、データ転送速度はどれもUSB 2.0（最大480Mbps）なので、データ転送速度を重視するならUSB 3対応のProモデルを選びましょう。

16シリーズは前モデルよりビデオ再生時間が延びています。また、充電端子は14以外はUSB-Cを採用しています（画像は筆者YouTubeチャンネルより）

なお、ワイヤレス充電の「MagSafe（マグセーフ）」は全モデルが対応しますが、16シリーズでは最大25Wと高速になっており、30分で50%までバッテリーが回復します。 ストレージ容量は全モデル同じで、128GB/256GB/512GBの種類。ほとんどの人が128GBで十分だと思いますが、16では最新ゲームも遊べるので256GB以上がオススメになります。たとえば、最近のゲームアプリの容量は30～40GBもあったりしますので、128GBではかなり厳しいでしょう。