好みの握りを1貫から頼めるカジュアルな寿司店など、注目の14店を紹介!〈大木淳夫の5月の新店アドレス〉
数々のおいしいお店を訪れ、食べロググルメ著名人として、食べログマガジンでもさまざまなお店を教えてくれる大木淳夫さん。毎月たくさんの飲食店がオープンする中で、大木さんが注目する新店をずらりと紹介します。
教えてくれる人|大木淳夫
「東京最高のレストラン」編集長 1965年東京生まれ。ぴあ株式会社入社後、日本初のプロによる唯一の実名評価本「東京最高のレストラン」編集長を2001年の創刊より務めている。その他の編集作品に「キャリア不要の時代 僕が飲食店で成功を続ける理由」(堀江貴文)、「新時代の江戸前鮨がわかる本」(早川光)、「にっぽん氷の図鑑」(原田泉)、「東京とんかつ会議」(山本益博、マッキー牧元、河田剛)、「一食入魂」(小山薫堂)、「いまどき真っ当な料理店」(田中康夫)など。好きなジャンルは寿司とフレンチ。現在は、食べログ「グルメ著名人」としても活動中。2018年1月に発足した「日本ガストロノミー協会」理事も務める。最新刊「東京最高のレストラン2024」が発売中。
話題店の勢いが止まらない東京の東エリア|わざわざ食べに行きたい、カニクリームコロッケ
すっかりグルメエリアとして定着した清澄白河には5月9日、ビストロ「Lol.」がオープンです。古民家を改装した店内はレトロな感じを残しつつ、モダンな空間に。
料理は「タケノコの甘口メンマ」などの500円均一のおばんざいから、「スープ・ド・ポワソン」までノンジャンル。蟹味噌と焦がしニンニクを使った「ロルのカニクリームコロッケ」はぜひ。ワインは幅広いラインアップで、自社製クラフトビールも。
オーナーソムリエの富田逸斗さんは、ミシュラン三つ星「レフェルヴェソンス」出身で、軽やかで安心感のあるサービスでもてなしてくれます。昨年、汐留横丁にカジュアル形態で出店していた時にも訪れているのですが、こちらは段違いの完成度。まだまだ進化しそうで楽しみです。
Lol.
住所: 東京都江東区清澄2-5-3 TEL: 050-5593-3256
生ハムに全力を捧げるシェフの店
そして“裏浅草”として人気の浅草・観音裏には4月3日、「nacol」がオープンしました。オーナーシェフの家亀智裕さんは、蒲田でイタリアン「リボリータ エ サルメリア」を営んで繁盛していたのですが、自ら生ハムを作るべく移転。ワンオペで生ハムを製造する期間はお休みにするようです。