「家族は正直引いていた」“あえて坊主にした”女性に聞く、心身に訪れた変化と周囲の反応
気になる周囲の反応は?
子供の頃から暗い性格だったというが、自分を変えたいという秘めたる思いを実現した結果、坊主になったChiharuさん。本人には好転的な変化があったが、周囲の反応はどうだったのだろう。 「家族は微妙だったというか、正直引いてましたね。特に父には反対されました。3年経った今も、どう思っているかわかならいですね」 さらに、接客の機会もある仕事に従事するChiharuさんだが、同僚やお客さんからの反応は? 「周囲には前から、坊主にしたいと言っていたので『ついになったね!』という、いい反応ばかりでした。お客さんからも『気合入ってるね!』と好意的に見ていただいています」
他の髪型にしたければウィッグを使えばいい
ここからは坊主女子の生活にリアルに迫ってみよう。まず気になるのは、坊主であることのメリットだ。 「私は坊主というよりいわばスキンヘッドですね。だから、お風呂ではシェービングクリームをつけて剃っています。そこに、ボディークリームを塗って保湿もしています。それでも、髪が長いときよりもかなり楽ですよ」 長い髪であれば、湯上りのドライヤーやヘアケアも大変だが、それも必要ないヘアスタイル。極度の面倒臭がりだというChiharuさんには、これがピッタリなのだとか。 「寝癖もないので、朝起きて外出するまでが早いですし、他の髪型にしたければウィッグを使えばいいですからね」 しかし、女性で坊主となると服装にも制限が生まれそうに思えるが、以前と変わらず自由なファッションを楽しんでいるという。 「似合う服装が限定されそうとよく言われます。でも意外にそんなことはなくて、カジュアル中心ではありますが色んなジャンルの服装ができますよ。ミニスカートも履きます!」
トイレで「男性と勘違いされることが多い」
では逆に、坊主にしたことによるデメリットについて。徐々に増えてきたと言われる坊主女子に憧れる女性にとっても、この点が気になるところ。 「髪の毛がなくてすぐに頭皮なので、紫外線や外的刺激が怖いですね。外出時は、帽子を年中かぶっていますし、冬の寒い時には絶対にニット帽が外せません。冬で言えば、乾燥すると頭皮のダメージでフケみたいな皮が取れてしまうので保湿は大事です」 また、坊主になる前は気にしなかった日常の行動でも、周囲に気を使う場面があるという。 「公衆トイレに入るとき、男性と勘違いされることが多いので行きづらいですね。おばあちゃんにギョッと二度見されることもあります。女性だとわかるように、胸を強調したりして、女性だとわかるように気を使いながら入ったりします(笑)」