トッテナムで増すクルゼフスキの貢献度 中央での起用から増加するチャンスメイク数と守備面のハードワーク
攻守両面で欠かせぬ存在に
昨夏トッテナムに加わったMFデヤン・クルゼフスキは、2列目のサイドと中央の両方をこなせる選手だ。昨季は右サイドに入る機会が多かったが、今季のクルゼフスキは中央でプレイしている。 英『The Guardian』はこの変更が当たっていると評価する。リーグ戦での数字は2ゴール1アシストとそこまで目立つものではないが、チャンスメイク数23回はリーグで5番目に高い数字だ。得点数、アシスト数だけでは見えない貢献度がある。 昨季の1試合平均チャンスメイク数は1.8回だったが、今季はここまで2.9回まで増えている。クルゼフスキはサイドでも器用にプレイする選手ではあったが、スピードで相手をぶっちぎるタイプのアタッカーではない。それを考えても、中央でのプレイは正しい判断と言えるのではないか。 「以前のクルゼフスキは試合に出たり出なかったりといったこともあったが、現在ではスパーズで最も安定した選手と言える。最終ラインで相手に混乱を引き起こし、守備面の貢献も怠ることはない。リーグ戦ではスパーズのどの選手よりも多くのファウル(13回)を犯しているのも特長的だ」 同メディアはこのようにクルゼフスキを称賛しており、アンジェ・ポステコグルー率いるトッテナムのキーマンとなっている。
構成/ザ・ワールド編集部