古民家カフェから日本茶のバーまで! 金沢のおいしい店 8選
芳醇ないちごの香りが広がる「苺と焙じ茶のティーティル」(¥1,500)は、店主の濱さんが自らの目で厳選したいちごを使用し、アルコールはやさしめ。後からほのかに香るほうじ茶の香ばしさに、思わずうっとり。 この日のペアリングは、地元農家で採れた加賀れんこんのチップスと、金沢老舗和菓子店「越山甘清堂」の練り切り。カクテルの氷は、大正12年創業の老舗氷屋「クラモト氷業」のものを使用し、繊細でキリッとした冷たさが身体に伝わる。
春にはしだれ桜が庭先を彩るそう。奥へ進むと茶室が現れ、石川への愛溢れる店主との会話が弾む5席の贅沢な空間だ。15時からのバー営業は、インスタグラムから予約をするのがおすすめ。 茶寧庭(さねいてい) 石川県金沢市東山1-31-15 営業時間/10:00~14:30、バー15:00~20:00(火・水・日曜~18:00) 定休日/月曜 instagram/@_saneitei
「髙木糀商店」@ひがし茶屋街
江戸時代末期から190年続く、金沢唯一の糀専門店 自分用や贈答用のお土産を探しに、ひがし茶屋街でぜひ訪れてほしいのが、天保時代から糀の製法を受け継ぐ「髙木糀商店」。現在、8代目が切り盛りする同店。手作業で仕込んだ味噌や塩糀、甘酒は地元で長く愛されている品だそう。今回は、石川県産の米こうじと、沖縄県産の塩のみで作られた「塩糀」をゲット。パッケージも何だか愛おしい……! 写真 右上から反時計回りで「杉桶味噌」(¥1,296)、「花街味噌」(¥864)、「三年味噌」(¥1,296)、「辛糀」(¥648)、「塩糀」(¥648)、「甘酒」(¥810)
早速私は、1番おいしい食べ方で「塩糀」を味わうべく、帰宅後に「髙木糀商店」オリジナルの発酵食レシピを再現! 「とうもろこしごはん」は心地よい塩味が効いて、豚肉と野菜で煮た「塩糀ちゃんこ」と共にお米が進む。「枝豆の塩糀炒め」は、にんにくとの相乗効果でおつまみにもぴったりで、手が止まらない! この万能調味料をプラスワンするだけで、日々の食卓が充実すること間違いなしだ。