【KNOCK OUT】倉本一真がパウンド、サッカーキック、踏み付けありルールでRIZINから参戦、重森陽太にTKO勝ち! 継続参戦をアピール
2024年12月30日(月)神奈川・横浜武道館にて、『KNOCK OUT K.O CLIMAX 2024』が開催された。 【写真】豪快に重森をバスターで叩きつける倉本 第10試合では、“究極打撃格闘技ルール”としてKNOCK OUT-UNLIMTED(オープンフィンガーグローブで戦い、MMAから関節・絞め技を省いたパウンドやサッカーキック、踏み付けありのルール)の試合が行われ、RIZINで活躍中の倉本一真が参戦。KO REDライト級王者の重森陽太と対戦した。 ▼第10試合 KNOCK OUT-UNLIMTED -61.5kg契約 3分3R延長1R ×重森陽太(クロスポイント吉祥寺/KNOCK OUT-REDライト級王者) [2R 2分43秒 TKO] ※レフェリーストップ 〇倉本一真(リバーサルジム新宿MeWe/MAJESTIC) 重森は16歳でプロデビューし、10戦目で無敗のまま新日本キックボクシング協会の日本バンタム級王者となり、14戦目で初黒星を喫するまで無敗を保った。20歳で日本フェザー級王者となり二階級制覇を達成。2019年7月にWKBA世界ライト級王座を獲得して三階級制覇。2021年7月にはスアレックから勝利を収め、KNOCK OUT-REDライト級王者にも輝いた。2023年2月、悲願であったラジャダムナンスタジアム王座に挑戦したが、判定負けで奪取ならず。 その後は所属を変えて8月のKNOCK OUTに参戦したが、バットマンに判定負け。11月にオープンフィンガーグローブ戦に初挑戦し、ルンペットを2RでTKOに破った。2024年2月の『RWS JAPAN』ではサミンデットに判定負けを喫したが、4月はセーンダオレックから左フックで2度のダウンを奪って勝利すると6月にレンタを破り国内最強を証明。9月には『ONE Friday Fights』に初出場、シン・ドンヒョンにKO勝ちした。さらに10月はマルコス・リオスに延長戦で判定勝ち、11月にカンボジアでのクンクメールとの対抗戦でも勝利している。戦績は44勝(19KO)8敗6分。 倉本は全日本レスリング選手権大会男子グレコローマン59kg級・60kg級で3連覇を達成。2017年2月に修斗でMMAデビューを果たし、MMA戦績は10勝4敗。近年は加藤ケンジ、魚井フルスイング相手に連勝も、元谷友貴、太田忍に連敗。4月にヤン・ジヨンと激闘を演じ、判定2-1で勝利している。 1R、倉本から先に右ロー。遠間からダブルレッグに、重森は右ヒザも左で差している倉本は、右足を掴んでテイクダウン。しかし、重森の身体が3本目と4本目のロープの間から出てしまう。 これは「ブレーク」となり、スタンドで中央から再開。重森は遠間に立って右ローを空振り。倉本は低いダブルレッグでロープ際までドライブ。コーナー背に左で差し上げて凌ぐ重森に、倉本はシングルレッグで持ち上げて後方に投げ! そのままハーフで上になるが早めのブレーク。 重森はオーソから左のスナップを効かせた蹴りもまだ届かず。倉本は左を振って組んでテイクダウンを奪うと、クローズドガードの重森は倉本の首をアームインで抱えるが、それを持ち上げた倉本は立ち上がり、前方にスラム! なおもクローズドガードのまま左脇に首を挟んでかんぬきの重森を倉本は再び持ち上げると、今度は後方に脳天からスパイキングのように投げ。しかし重森は首を外さず。マウント状態でパウンドも狙えるが倉本がブリッジしブレーク。 右前蹴りで牽制する重森。左オーバーハンドから組む倉本は、左で差して大腰の投げ狙いから、前方へ振り戻してテイクダウン! すぐにクローズドガードの重森をみたび持ち上げた倉本は、右手を重森の顔の前につけて“砂辺スラム”狙い。しかし重森も顔を倉本の肩に密着させて、右手をアゴもとには入れさせず。 倉本は額に右手を置いて、前方にスラム! 顔を剥がされなかった重森はクローズドで受け身。再度の持ち上げに、自ら足を解いて着地し離れる。 左前蹴りの重森。その蹴り足を掴んだ倉本は引き寄せて懐に入り、小内刈テイクダウン。またも首を抱える重森に対角線に跳ぶ倉本だが、ロープにバウンドしてしまう。重森はハーフのままゴング。 2R、右ローを当てる重森。さらに左ハイ狙いはかわす倉本がローシングルへ。これを右に回って切った重森は右のサッカーキックも、ブロックする倉本。 倉本は、いったん背中を見せるバックフィストの動きから近づいて組むと、重森は左ヒザ。倉本は重森の左手を掴むと、レスリング時代から得意の巻き込んでの一本背負い! マットに手を着いた重森にすぐに倉本はバックを狙うが、重森も際で正対。それを倒してサイドに着いた倉本は仰向けの重森にグラウンドヒザ! さらに鉄槌に背中を向ける形でうつ伏せになった重森。 そこに右のパウンドの倉本はサイドバックから鉄槌連打。両脇に拳を挟んで凌ぐ重森がコーナーに詰まると、ドントムーブでレフェリーは両者を中央に。 倉本は左手首をリストコントロールし、左足を背後から右足にかけてサイドバックから右のパウンドを連打。仰向けも前転も出来ない重森は、コーナー際でコントロールされたまま右のパウンドを浴び続けて、レフェリーが間に入った。倉本がTKO勝ち。 倉本はマイクを持つと「RIZINから送り出してもらった倉本です。年末の大きいイベントに呼んでいただいてありがとうございます。デカいこと言ってエグい試合するとか一発で決めるとか言っちゃったんですけれど、自信はあったけれど重森選手が上手くてそうさせてもらえなかったです。自分は来年もUNLIMTEDで戦いたいのでその時はもっとエグい、もっと面白い試合が出来るようにに頑張るので代表、UNLIMTEDのベルトを作ってもらって自分にチャレンジさせてください。またKNOCK OUTにも出るので名前を覚えておいてください」と、継続参戦をアピールした。
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