家族で「ディズニーランド」に行こうとしたら、「パスポート1万円」に驚愕! 昔は「5000円」くらいだったけど、 いつから値上げされてるの?
「夢がかなう場所」東京ディズニーリゾート。新しいアトラクションや新エリアなど、次々に私たちを楽しませてくれる夢の国です。約98%がリピーターともいわれる東京ディズニーランドを擁す東京ディズニーリゾートですが、パスポート代がここ数年でぐんぐん上がっています。 ▼新幹線で1人で「2席分」の購入はNGなの? 規則を確認 特に遠方から家族で訪れる場合、パスポート代、ホテル代、交通費、食事代などのトータルの旅費を計算したら、「海外旅行並みの出費だった」というケースもあるのではないでしょうか。 本記事では東京ディズニーリゾートのパスポート代の推移とパスポート料金を抑える方法について解説します。
パークチケットの推移
東京ディズニーリゾートのパークチケットはいつからこんなに値上がりしたのでしょうか。開園当初から現在までの価格をパークの変化と合わせてみていきましょう。 ■東京ディズニーランド開園当初 東京ディズニーリゾートは1983年4月15日の東京ディズニーランドの開園により幕を開けました。開園当初のパークチケットには2種類あり、ひとつは「一日乗り放題」のパスポート、もうひとつは入場料にプラスしてアトラクションのチケットを購入するというものです。パスポートの価格は3900円ですが、こちらは平日のみの販売でした。 またお得なチケットの綴りとして「ビッグ10」があり、10枚綴りの乗り物券が3700円で販売されていました。今のようにすべてのチケットにパスポートが付帯しているわけではないので、アトラクションの入口にて、毎回パスポートやチケットを提示して並んでいたのです。 1990年代はアトラクションの増加に伴い数年ごとに100~400円ずつパスポート代が値上がりし、ディズニーランドの開園15周年の頃には5200円となりました。 ■2000年代 2001年には、東京ディズニーシーがオープンしました。それまであったアトラクションのチケット制は廃止され、パークチケットはパスポートに統一されます。2001年当初東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのそれぞれのパスポートは5500円で販売されていました。 2000年代はランド・シーともにアトラクションが増えたものの比較的値上がりは緩やかで、ディズニーシーが開園5周年を迎えた2006年に5800円へ値上がりするのみにとどまりました。 ■2010年代 2010年代はランド・シーともに多くのアトラクションが増設されたこと、また2014年・2019年の消費税増税に伴いパスポート代が値上がりしています。 2012年 6200円 2014年 6400円(消費税8%) 2015年 6900円 2016年 7400円 2019年 7500円(消費税10%) 2010年代でなんと1000円以上もの値上がりとなっています。 ■2020年代から現在 2021年3月にはパーク内の混雑を分散させる目的で、繁忙期別の料金制度が導入されます。この料金制度が導入された当初は、「土日祝日・GW・春休み・夏休み」といった混雑期を「休日料金」、その他を「平日料金」にわけ、休日料金は8700円、平日料金は8200円と設定されていました。 その後2021年内に再び変動価格制が見直され、さらに細かく分類されました。現在ではパスポートは7900円~1万900円となっており、東京ディズニーリゾートのオフィシャルサイトでパスポートの価格を日にちごとに確認することができます。