ウォール街は一段のドル高見込む-どこまで進行かは意見分かれる
米商品先物取引委員会(CFTC)のデータに基づけば、ヘッジファンドは米大統領・議会選に向けてドルロングを増やした。シティによれば、このような強いポジショニングは上値を追うのではなく、ドルの押し目買いの理由の一つとなる。
バークレイズの通貨ストラテジスト、スカイラー・モンゴメリー・コーニング氏(ニューヨーク在勤)は「米国の基調は、力強い成長とこれまでよりもハト派色の薄れた米金融当局であり、トランプ氏がドル高に拍車をかけることを示唆している」と論評。「ドル高の方向性は明確だが、それがどの程度になるかは実際の政策実行次第だ」と話した。
原題:Wall Street Sees Dollar Soaring More, But Splits on How Much (3)(抜粋)
--取材協力:Vassilis Karamanis、Naomi Tajitsu、Carter Johnson、George Lei、Zijia Song.
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Ruth Carson, Alice Atkins, Anya Andrianova