ティアフォー社長が語る「自動運転」日本の勝ち筋、ソフトだけでなくデータのオープン化がカギ
考えはあまり変わっていない。事業計画も順調に進んでいる。だが、上場を簡単に口にする経営者は成功していない感がある。 市場が立ち上がって、会社の価値が市場に認められて、投資家、マーケットが応援したい、株を買いたいという状態になっていないと上場しても意味がない。 上場はすごく大変なプロセスでもあり、簡単に口にしないほうがいい。聞かれたら答えるが、聞かれてもないのに答える人たちはどうなのか。 ――上場を焦る必要がない?
焦る必要はない。ただ、社員のモチベーションは違った軸にある。有名大学出身、有名企業から転職してきた社員も多い。ご家族を安心させたいという気持ちもあると思う。上場はわかりやすい成功でブランドが高まる。そこはバランスだと考えている。
山田 雄大 :東洋経済 コラムニスト/横山 隼也 :東洋経済 記者