ボローニャの1年で評価額は10倍に急騰!なぜユヴェントスは伊代表の新星DFカラフィオーリを欲しがるのか?伊紙が分析 | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】チアゴ・モッタ率いる新生ユヴェントスは、指揮官の教え子であるボローニャのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリの獲得を目指しているが、イタリア紙がその背景を分析した。 【動画】水晶の才能!22歳DFカラフィオーリのアッズーリデビュー戦 イタリア×トルコ
ローマの下部組織出身で、昨夏にバーゼルからボローニャに加入したDFリッカルド・カラフィオーリ。22歳DFは今シーズン、若手指揮官チアゴ・モッタの下、センターバックのレギュラーに定着し、チームのUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)出場権獲得に貢献した。 EURO2024へ向けて、ルチアーノ・スパレッティ率いるイタリア代表の招集を受け、今月4日のテストマッチ、トルコ戦で代表デビューを飾ると、アルバニアとのEURO初戦(イタリアが2-1で勝利)では、アレッサンドロ・バストーニとのコンビで賛辞を受けた。 スペインとの第2戦では、痛恨のオウンゴールで1-0の決勝点を相手に献上したが、イタリア紙『Tuttosport』は「スペイン戦のOGはリッカルド・カラフィオーリの澄んだ水晶のような才能を曇らすものではない」と主張。「なぜチアゴ・モッタがユヴェントスでこれほどカラフィオーリを欲しがっているのか」との見出しで分析を行った。 カラフィオーリは、モッタの下、「現代的なDFへと成長し、カバーリングだけでなく、ビルドアップもうまく、多くの監督がとても気に入る」選手であると指摘。そのため「ライバルを退け、スパレッティが招集を決断するに至ったほど」だが、同紙はアッズーリへの招集を「来シーズンのUCL出場決定を絶頂とする最高のシーズンの褒賞」ととらえ、若き逸材の急成長を称えた。 またカラフィオーリの進化を示す根拠として、スタッツに注目。セリエA最強レベルのDFであることを強調している。単なるパス成功率だけでなく、プレッシャー下のパス成功率においても平均を上回るスタッツを残しており、同紙は「相手との直接対決でパーソナリティにおいても頭角を現している」と指摘した。 さらに平均パス回数や中盤におけるボールタッチにも優れ、「守備だけでなく、攻撃参加においてもカギとなる役割を担っていることの証明だ」と評価した。また推進力に加えて、相手陣内におけるボールの再奪取においても結果を出していることから、「カウンターの準備をする相手をさらなる苦境に陥れる」との見解を示した。
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