競輪学校で“お化け騒動”、選手が見てしまう“怖すぎる夢”…石井貴子と高木真備が息ぴったりトーク/ガールズグランプリ特別対談・前編
ガールズグランプリ2024企画『高木真備×石井貴子 同期対談』
ガールズグランプリ2021女王の元ガールズケイリン選手・高木真備さんがガールズグランプリ2024への出場を控える同期・石井貴子選手(千葉)をお迎えして、対談形式でいろいろなお話をうかがいます。前編では、競輪学校時代の思い出や『競輪選手あるある』をリラックスモードで話してくれました。
同期の石井貴子選手が登場!
高木真備(以下・真備) 今回は特別ゲストに来ていただきました。6月のパールカップでGIを初優勝し、年末のガールズグランプリに出場する石井貴子選手です! 改めてGI優勝おめでとうございます! 石井貴子(以下・貴子) ありがとうございます。 真備 貴子選手…、っていうとちょっと恥ずかしいので、いつものように「たかちゃん」って呼んでいいですか?(笑) 貴子 もちろん(笑)。
競輪学校で『お化け騒動』!?
真備 まず…。昔話でもしようか(笑)。競輪学校時代の思い出で何か記憶に残っていることはありますか。私たち、2回同部屋になっていて、途中から高橋梨香さんと3人部屋になったんですよね。 貴子 いろいろあるけど、全部言っていいの? 真備の恥ずかしい話とか(笑)。 真備 そ、それは…(笑)。 貴子 お化け騒動とかあったよね(笑)。 真備 そうそう(笑)。 貴子 みんな疲れているし、集団ストレス心理とかの影響もあるのか、誰かが“見えた”とか言うと、次々に“動いた”とか“足音がする”とかみんな言い始めるんですよね。ある時、梨香さんが「コーラの缶が動く」とか言うから、真備が怖くなったのか消灯時間を過ぎているのに「ゔぅぅぅ~、ゔぅぅ」ってうなされているんですよ。で、真備が「隣の物置から手が出てきて押さえつけられた! 怖いから1人で寝たくない!」とか言い出して(笑)。ベッドの横にある棚を動かしてそのスペースを使ってダブルベッドみたいにして、3人で川の字で寝ました。 真備 えへへ、あれは楽しかった~(笑)。
貴子 あとは何かあったかなぁ。全部裏返し事件とか?(笑)。 真備 (笑)。 貴子 ある日の朝の体操の前に、後ろの列から「たかちゃん、、、たすけて、、、」って声がするんですよ。で、後ろを見てみたら、訓練着もレーサーパンツも全部裏表が逆になっている真備がいて…。レーサーパンツのパッドの部分なんかは真っ赤で、おさるさんみたいになっていたんです。体操するたびに視界にチラチラ入ってくるから、ずっと笑ってしまい、終わった後に教官から「石井と高木は残りなさい」って。絶対に怒られるって思ったんですけど、「これは高木が全部悪いです」って説明したら許してもらえた(笑)。 真備 本当に裏表も、前後ろも全部逆だったんですよ。暗い中で洗濯物をぐしゃぐしゃって取り込んで、そのまま着てしまった私が悪いんですが。あれはビックリしましたね(笑)。 貴子 いやいや、私がビックリしたわ。 真備 競輪学校創設以来、初めてだったらしくて「1人目」って言われました。学校に記録を残せました(笑)。