吉本興業が会見 宮迫さんらの主張受け(全文2)2人の処分を撤回
やむなく予約していた会見会場をキャンセル
そして、その後、一切連絡が取れない状況となってしまいました。弊社は翌19日まで連絡を試みておりましたが引き続き連絡はなく、連絡が取れない状況が続き、やむなく予約していた会見会場についてはキャンセルし、9時過ぎでした。宮迫さん本人へ契約解消を通知することとなり、通知をいたしました。以上が経緯となります。 羽根田:続きまして、吉本興業株式会社代表取締役社長、岡本昭彦より今回の一連の騒動に関するご説明とご報告をさせていただきます。なお、吉本興業株式会社代表取締役副社長、藤原寛、マネジメント本部東京マネジメントセンター長、中村聡太、株式会社よしもとアドミニストレーション広報室長、笠井陽介も同席させていただきます。
岡本社長による説明と報告
岡本:吉本興業の岡本でございます。本日は、昨日の選挙が終わり、皆さま方大変お忙しい中、弊社の件でまずは大変申し訳ございません。まず何よりも今回、反社会的勢力からタレントが金品を受け取ってしまったことに関しまして、事務所を代表しまして深くおわび申し上げます、申し訳ございませんでした。 そしてファンの皆さま方、関係者の皆さま方、弊社の件に関しまして、大変ご迷惑、ご心配をお掛けしまして、誠に申し訳ございません。 そして、何よりもおとつい、宮迫博之くんと、田村亮くんにああいう記者会見をさしてしまったことに関しまして、2人に対して深くおわびを申し上げます。非常につらい思いをさせてしまい、本当に申し訳なく思っております。つきましては、処分の撤回を行いまして、あらためて彼らがミーティングの席に立っていただけることがあるならば、弊社、われわれとしましては、全力であらためてミーティングをさしていただき、そしていつの日か戻ってきてもらえるようなことがあるならば全力でサポートしていければというふうに思っております。本日はよろしくお願いいたします。では、席、失礼いたします。 それでは質疑をお受けする前に、まず本日の会見でお伝えしたい2点のことにつきまして、お話をさしていただければと思います。その2つとは、コンプライアンスの徹底、そして芸人・タレントファーストで物事を考えるということであります。この2つが徹底されてこそ吉本興業は世界の皆さまから愛され、信頼される会社であり続け、笑顔の絶えない社会に貢献できると考えております。にもかかわらず、今回所属タレントにおきまして、反社会的勢力から結果的に金銭を受け取ってしまう事態が発生しました。つまり反社会的勢力の排除が結果的に徹底できていませんでした。また芸人・タレントファーストで物事を考えるということにつきましては、吉本興業のお笑いを愛する芸人の人たちが会社に対して不信感を募らせ、結果、先日のような会見を行わせてしまう結果になってしまいました。これらは全て私の責任であります。