吉本興業が会見 宮迫さんらの主張受け(全文2)2人の処分を撤回
コンプライアンスの徹底
まずはコンプライアンスの徹底という点につきまして、お話をさせていただければと思います。これら、コンプライアンスの徹底という点につきましては、これまでの年2回のコンプライアンス研修、24時間のコンプライアンスのホットライン、コンプライアンスのまとめた小冊子等を整備してまいりましたが、今回の事態を受け、より反社会的勢力の排除などを含めた、全員、社員も含めまして、共同確認書を取り交わせていく準備を速やかに進めてまいります。 またコンプライアンスホットラインにつきましては、全員に電話番号、0120を設定しておりますので、その番号を徹底し、いつでも困ったときに、あるいは何かあるときに、すぐにそのホットラインに連絡をもらえるような体制を構築していければというふうに考えております。 例えば居酒屋等、食事をしてる際にでも反社会的勢力かもしれないという人からビールを勧められたりとか、写真を撮ったりとか等、断り切れないことをあった場合に、速やかに連絡ができる場所として、社員やタレントの皆さまに徹底していければというふうに思っております。 続きまして、芸人・タレントファーストにつきましては、今回、事実関係が十分明らかになっておらず、関係した芸人たちの意思がきちんと定まらない状態で、記者会見を行うことはかえって芸人たちを傷付けてしまうと考えた私と、1日も早く説明と謝罪をしたいという芸人さんとの間で正しい意思疎通ができず、結果として本人たちにつらい思いをさせてしまいました。申し訳ございませんでした。 タレント、社員を含めて、吉本興業は全員が家族、ファミリーであると考えております。タレントが最高のパフォーマンスをできるように、われわれがその環境をつくっていかなければならないということに関しましては、一度もぶれたことはないと思っております。しかし、その思いが本人たちに伝わっていなかったということは、私の一番の反省点であり、不徳のいたすところです。本人たちとのコミュニケーション不足を痛感しております。多くの芸人・タレントが所属する現在、大切な芸人さんとのコミュニケーションがおろそかになってしまっているのではないか、日々の業務に追われ、彼らの思いに真摯に耳を傾けることを怠っていたのではないかと、非常に反省しております。もう一度、一から見直して考えていく所存であります。 【書き起こし】吉本興業が会見 宮迫さんらの主張受け 全文3に続く