上司に叱られたくない...「ミスを恐れる若手社員」が褒められる人材に変わるには?
デキる社員はみんな、「叱られ上手」で「ほめられ上手」
皆さんの周りにも、いわゆる"デキる社員"がいるはずです。営業成績がいつもトップの先輩や、ユニークな企画を次々と提案する先輩、事務処理が抜群に速い先輩など、きっと思い当たる人がいることでしょう。 デキる社員には、ある共通点があります。それは「叱られ上手」だし、「ほめられ上手」だということです。叱られたときにやりがちなのが、素直に受け止められず、ふて腐れたり、「でも、それは...」と反論や言い訳をしてしまったりすること。 気持ちをコントロールできずガタガタ震えたり、涙を流してしまったりする人もいるでしょう。その根本には「攻撃されている」「自分のことを否定している」という強迫観念があるのかもしれません。 でも、叱られ上手な人は違います。じっと相手の目を見つめ、じっくり話を聞いています。感情を出さずに、いったんアドバイスを受け入れるのです。そして話が終わった後「分かりました。これから〇〇〇しようと思いますが、どうでしょうか」と、自分の考えが合っているか確認します。 このような対応ができるのは、「叱ってくれる人は自分の味方だ」と分かっているから。だから話をしっかり聞くし、反省の気持ちを素直に示せるし、具体的な解決策も真剣に考えるのです。 こういう人は、同時に「ほめられ上手」でもあります。人はほめられると、つい「いえ、そんなことありません」と謙遜してしまいがちですが、ほめられ上手な人は素直に受け止め、ほめられたことを喜びます。するとほめる側も自然と表情がゆるみ、笑顔になるのです。 上司は、あなたに期待しているから注意するし、叱るのです。可能性を信じてくれている証拠なのです。 その結果、ほめられるようになれば、あなたはどんどん成長します。「いえ、そんなことはありません」といった言葉を返すのではなく、ほめ言葉をしっかり受け止め、自分が成長するための燃料に変えてほしいと願っています。