75歳、節約家が心がける「ものを大事にすること」。捨てるはずの“ハギレ”が美しい壁飾りに
節約生活者はアイデアマン?
ただ珍しい布だからというだけで、捨てられなかった端切れを、ふと「二度見」したおかげで、思いがけないオブジェに仕上がったことは、私を感動させました。 しかしアイデアはあっても、作品のできばえは? もちろん、紛れもない自己満足の評価なのですが、この世に二つとない壁飾りができ上がったことに、節約主義者にしか思いつかない感性と、ある種の達成感が得られたように思っています。大事にしていたものをタンスの肥やしにしてしまわないためにも、私は今持っているものを時々思い出して、二度見三度見るみようと思います。 それが無駄使いをしないことにつながると思っています。それは暮らしを生かす意味でもあり、これからもこのような考えで節約生活を送っていきたいと思っています。
小笠原洋子