【フィギュア】千葉百音はSP3位 ロシア勢〝五輪参加〟に「今は完全に勝てる自信がないが…」
フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)ファイナル銀メダルの千葉百音(木下アカデミー)がさらなる進化を誓った。 20日に行われた全日本選手権初日(大阪・東和薬品ラクタブドーム)のショートプログラム(SP)では74・72点で3位発進。スタート位置を間違えるハプニングに見舞われるも、冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループの連続ジャンプを着氷させると、大きなミスなくまとめきった。演技後には「結構、心境としては焦ってるところからのスタートだったけど、ちゃんとノーミスで終えられたのが良かった」と安堵の表情を浮かべた。 国際スケート連盟はこの日、国際大会から除外されているロシアとベラルーシの選手が2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の予選に参加することを認めると発表。「本当に4回転をポンポン飛ぶ選手がたくさん出てくると思うので、今は完全に勝てる自信がないが、1年後には日本代表として胸を張って、自分の目標とする試合に出場する自信が常に備わってないといけない」と気を引き締めた。 その上で「今の自分に足りないのはジャンプ力だとか、4回転の大技をもちろんケガしないように練習するのが大事だし、他のトリプルジャンプも安定させるのが本当に大事だが、やっぱり(大技)入れていかないといけない」と自己分析した。 22日のフリーまでは中1日。「(GP)ファイナルの時は何もしなさすぎたので、今回はちょっと動く。やっぱり年の瀬の大会なので、ちゃんとフリーも満足のいく形で終えたい。フリーに全集中しながら明日1日を過ごしたい」。 ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪に向けて、まずは24年を納得のいく内容で締めくくりたいところだ。
東スポWEB