大阪発!”楽しさファースト”でエシカル体験を届ける「PLAT UMEKITA」に潜入
2024年9月。西日本最大級の交通利便性を誇る大規模ターミナルJR大阪駅前に、「うめきた公園」を中心にオフィス、ホテル、商業施設、住宅などが集結する“都市と自然が共生するまち”「グラングリーン大阪」が誕生した。 【写真】「今にも動き出しそう」骨格や筋肉など緻密に再現された段ボールアニマル “まち”を訪れる人々は、自然に触れ、思い思いの時間を過ごしながら、さまざまなイベントやサービスを通じて心身のウェルネス向上を実感できる。一方で、“まち”に関わる企業・研究機関は、多様な来場者のフィードバックにより新商品の開発やサービスの発展に繋げるなど、 “みどり”を介して人々が交わり、新しい価値を共創するまちづくりを目指す。 世界的に活躍するデザイナーを起用したランドスケープ、公園の四季を彩る植栽計画、新しいアイデアの社会実装や事業化への挑戦を行う施設など、公園を起点に始まる、数えきれないほどたくさん存在するコンテンツの中から、今回は、“まち”の玄関口に位置し、公園や“まち”の情報発信・案内施設として重要な役目を担う「PLAT UMEKITA(プラットウメキタ)」にフォーカス。 地球の未来を考えるキッカケづくりの場としての機能も併せ持つこの施設が、社会に与える“サステナブルなインパクト”とは?
楽しさファーストの「エシカルテインメント」
公園は、大屋根イベントスペースや芝生広場を中心に、季節に合わせたイベントなどが楽しめるサウスパークと植物の多様性に触れられる緑豊かなノースパークからなり、南北に分かれたエリアは、空中回廊「ひらめきの道」で行き来ができる。ノースパーク、ひらめきの道の全面開通は2027年の予定だ。 そのセンターに構える「PLAT UMEKITA」を運営するのはTOPPAN株式会社(以下TOPPAN)。TOPPANは、CINRA、ハーチ、事業構想大学院大学とともに「PLAT UMEKITA企画編集室」を立ち上げ、“エシカルテインメント”をテーマに、さまざまな体験型プログラムを通じて、都市公園の魅力や社会の新しい価値観を国内外に発信する。 開発事業者、地域住民、クリエイター、企業、学術団体、自治体等と連携・共創し、新しいプロダクト・サービス・事業の創発を行う拠点とし、サステナブルなまちづくりに貢献していくという。 「新しい時代にそぐう倫理観、それを体験や学び、娯楽を通じて楽しく伝えていくことを“エシカルテインメント”と呼んでいます。そこで大切にしているのが、 “楽しさファースト”であること。大人も子どもも関係なくワクワクを感じられる体験をエシカルなモノゴトに落とし込んでいくことが、『PLAT UMEKITA』の提供する価値であると考えています。 こういった施設が世界最大級の都市公園のど真ん中にあるというユニークな環境を利用して社会へのインパクトに繋げていきたい」(TOPPAN株式会社 情報コミュニケーション事業本部 木村和也さん) ここは、“まち”や公園を楽しむためのヒントが見つかる案内施設でありながら、アートやカルチャーを掛け合わせた展示やワークショップなどを通して、さまざまな視点からエシカル、サステナブル、ウェルビーイングといった価値観に触れられる体験のシェアスペース。 「今後は、世界の最新事例やグッズの展示、ワークプログラムなど、楽しみながらエシカルを学べる体験をたくさん予定しています。とはいえただ体験の場を提供して終わりではなく、私たちも来場くださった皆さんとともに学び、ともにワクワクする遊び場を創りあげていきたいと思っています。『PLAT UMEKITA』のこれからを一緒に考えていける仲間を集める感覚ですね」(TOPPAN株式会社 情報コミュニケーション事業本部 木村和也さん)