ハマス幹部「人質34人解放の用意」 イスラエルとの停戦交渉で
【AFP=時事】パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放をめぐるイスラエルとイスラム組織ハマスとの間接交渉が3日、カタールで再開した。ハマスの幹部は5日、人質交換で合意があれば「第1段階」で人質34人を解放する用意があると述べた。 【写真】クリスマスイブのミサを執り行うローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇 イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は4日、代表団が交渉のために仲介国カタールに派遣され、人質解放に向け取り組んでいると、人質の家族に語った。 一方、進行中の交渉についてメディアに明かす権限がないとして匿名で取材に応じたハマスの幹部は、「ハマスは捕虜交換協定の第1段階として、イスラエルが提示したリストに掲載されている人質のうち34人を解放することに同意した」と述べた。 これに対しイスラエル首相府は、合意に基づいて解放される可能性のある人質のリストをハマスはまだ提示していないとしている。 ハマス幹部は、第1段階で解放される人質には、ガザに依然として拘束されているすべての女性、子ども、高齢者、病人が含まれると話した。 ハマスは2023年10月7日の越境攻撃で251人を拉致した。そのうち96人が今もガザで人質となっている。イスラエル軍は、そのうち34人はすでに死亡したとしている。【翻訳編集】 AFPBB News