レーサーに必須のエンジンパーツ「オイルキャッチタンク」とは?【バイク用語辞典】
ブローバイガスに含まれる液体と期待を分離
排気ガスは排気ポートを伝ってマフラーから排気されますが、一部、未燃焼ガスや排気ガスが燃焼室からクランクケースに流れ込んでしまいます。これをブローバイガスと呼びます。 【画像】エアクリーナーボックスのないカスタムマシンやレーサーに装着されるオイルキャッチタンクを画像で見る(2枚)
このブローバイガスは環境への配慮から、法律によって大気に放出することが禁止されています。そのため現在では、エアクリーナーボックスにホースを繋いで、再度燃焼させることが義務づけられているのです。 そしてこの際、ブローバイガスに含まれるオイルや水分と気体を分離させるために、ホース途中に設けられているのがオイルキャッチタンクです。 一部の海外モデルを除き、一般的に公道用の純正車両にはオイルキャッチタンクはありません。オイルキャッチタンクは、エアクリーナーボックスのないカスタムマシンやレーサーに多く見られます。 特にレーサーはコースにエンジンオイルをまき散らさないように、多くの場合、レギュレーションで装着を義務付けられています。
バイクのニュース編集部