BR東京・ペレナラとのオールブラックスSH対決を前に、トヨタV・スミス「試合で再会できるのが待ち切れない」
長年オールブラックスをリードしてきた大物SHのマッチアップが岐阜で実現する。『NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25』第4節でトヨタヴェルブリッツとブラックラムズ東京が激突。ニュージーランド代表125キャップを誇るアーロン・スミスと同89キャップで昨年11月に代表引退をしたTJ・ペレナラが対峙するのだ。 【PHOTO】TJ・ペレナラ(ブラックラムズ東京) ラグビーファンが注目する対戦を当の本人も楽しみにしていた。1月9日のメディア対応でアーロン・スミスをこうコメントした。 「元チームメイトとの対戦を前にして、とてもエキサイティングな気分。オールブラックスでは10年間ともにプレーし、『NPC(ナショナル・プロヴィンシャル・チャンピオンシップ)』や『スーパーラグビー』では12~13年ほど対戦してきた。私たちの友人関係の新章が『リーグワン』で幕を開け、またライバルとして彼と競い合えるのは素晴らしいこと。 彼のハードワークする姿、ゲームスタイル、リーダーシップ、人間性、そして夫や父親としてのふるまいについても尊敬している。久しぶりに彼に会えるのが楽しみだし、試合で再会できるのが待ち切れない。TJと対戦するたびに彼はスマートでフィジカルに強く、競争心があり、手強い相手だと感じている。身体も自分よりも大きくて強いが、だからこそ私の能力を最大限に引き出してくれる相手。だが次の試合はTJ対私ではなくリコー対トヨタなので、チームの一員としてベストを尽くしたいと思っている。もちろん兄弟のような存在の彼との試合は楽しみでならない」 7年間にわたってオールブラックスを率いたスティーブ・ハンセンHCもペレナラを警戒した。 「彼はリコーの大役を担う。我々としては我々のプランを遂行することで彼を封じ込めたいと思っている。彼にクリアなボールを出させないためにストレスを与えたい。優秀な選手を気持ち良くプレーさせていけない。だが、彼はクオリティの高い選手のひとり。『リーグワン』は非常にレベルが高い選手が揃っている。彼ひとりだけではなく、全員に焦点を当てていきたい」 ここまで1分2敗と勝利のないトヨタVだが、世界的名将とレジェンドのふたりはプロセスに自信を持っていた。 ハンセンHC「試合に結果に関わらず、トレーニングの内容は変わらない。前の試合よりもより良くなるために準備している。我々は結果よりもパフォーマンスを重視している。ここまでトヨタにとってはいい状況ではないが、必ずトヨタの番は来るので、そのために準備している」 スミス「これまで3試合を振り返って非常にいい場面もある。ゲームドライバーとしてベストを尽くしている。もちろん改善点も必要。3試合ともリードする場面もあったが、相手にプレッシャーを掛けられて、逆転されてしまったが、チームとしての方向性には自信を持っている」 両チームの試合登録メンバーは以下の通り。 【トヨタV】 1三浦昌悟、2彦坂圭克、3須藤元樹、4ジョシュ・ディクソン、5秋山大地、6アイザイア・マプスア、7ウィリアム・トゥポウ、8姫野和樹、9アーロン・スミス、10松田力也、11和田悠一郎、12ニコラス・マクカラン、13ジョセフ・マヌ、14髙橋汰地、15ティアーン・ファルコン、16加藤竜聖、17百地龍之介、18淺岡俊亮、19トビー・マクファーソン、20三木皓正、21茂野海人、22マット・マッガーン、23シオサイア・フィフィタ 【BR東京】 1西和磨、2武井日向、3パディー・ライアン、4ハリソン・フォックス、5ロトアヘア ポヒヴァ大和、6マイケル・ストーバーグ、7松橋周平、8リアム・ギル、9TJ・ペレナラ、10中楠一期、11ネタニ・ヴァカヤリア、12池田悠希、13礒田凌平、14ロトアヘア アマナキ大洋、15伊藤耕太郎、16佐藤康、17サミュエラ・ワカヴァカ、18大山祥平、19柳川大樹、20ファカタヴァ アマト、21髙橋敏也、22PJ・ラトゥ、23セミシ・トゥポウ 果たして、トヨタVが今季初勝利を飾るのか、BR東京が五分の星に戻すのか。『NTTリーグワン2024-25』第4節・トヨタV×BR東京は1月11日(土)・岐阜メモリアルセンター長良川競技場にてキックオフ。当日はワールドグルメフェスや選手出身国クイズラリ―、クリアすると世界のお菓子がゲットできるワールドパスターゲットチャレンジなどイベントが盛りだくさん。チケット発売中。