蒸し厚い時期にさらりと着たい 英ジョン スメドレーの「世界最高峰」ニット
連載《ロイヤルワラント図鑑》Vol.15
地域にもよるが、本格的な梅雨の季節が到来しつつある。蒸し暑さを感じる一方、朝晩と日中で気温差があったり、冷房に身体がまだ慣れていなかったりと、おしゃれに悩むこの時期。ワードローブで大活躍するのは、さらりと快適な着心地と、カジュアルな装いになりすぎないような品格を備えるサマーニットだ。そこで今回は、創業240年の歴史を持つ英国のニットウエアメーカー、ジョン スメドレーにフォーカス。「世界最高峰のニットウエア」として知られる同ブランドから、夏に向けた、いち推しアイテムを紹介しよう。 【写真を見る】夏に向けた、いち推しアイテムからエリザベス女王の工場視察の光景まで、写真はココからチェック!
■オンオフ問わず 日常に寄り添う名品ニット
カジュアルになりがちな夏の装い。纏(まと)うだけで大人の洗練を加味してくれるジョン スメドレーのニットTシャツは、大人のワードローブの強い味方になる。 中でも、カシミヤのような肌ざわりとシルクのような光沢感を持つ最高級綿「ジョン スメドレーズ シーアイランドコットン」を用いたアイテムは、リラックスムードでありつつも、素材が上質とあって上品な佇(たたず)まいとなる点が魅力だ。 オンオフを問わず着回せるうえ、「カットソーではラフすぎる」と感じるようなシーンでも、程よい「きちんと感」をキープしてくれる。
■今っぽいバランスが魅力 日本限定アイテム
試してみたい1つは、アイシーピンクの色彩が清涼感を誘うニットTシャツ。 スタンダードでありながら、ボディーや袖周りに絶妙なゆとりを持たせ、今っぽいバランスにアップデートされた日本限定アイテムだ。 きめ細やかな30ゲージニットは、肌ざわりが抜群。モダンな5分袖を折り返しても着られる2WAY仕様で、幅広い季節に対応する。 16色とカラーバリエーションが豊富なので、お気に入りの1枚がきっと見つかるはずだ。
■程よくゆったり オーバーサイズの着こなしも
程よくゆったり、エフォートレス(快適で気取らない)なシルエットが2024年らしいニットTシャツ。このタイプは、男性はもちろん、オーバーサイズで着こなしたい女性にもおすすめだ。 エクストラファインメリノウールとシーアイランドコットンの混紡糸で編み立てた生地は、30ゲージの薄手でやや透け感があり、涼やかな印象。 その印象通り、ドライタッチ(さらっと乾いているような触感)で通気性に優れ、抗菌性や消臭機能まで備えているのも高ポイントだ。さらに、洗濯可能なイージーケア対応で手入れも楽。盛夏まで快適に楽しめる。