もっとグループを良くするために必要なものは?番組発アイドル・フジコーズの“未来を語る会”
2ndシングルのレコーディング後日談
──セカンドシングル「キスから始めましょう』はファーストシングルとはまた全然違うタイプの曲ですが、どんな曲か小杉さんから紹介してもらえますか? 小杉:歌だけでもそうですけど、振付も小杉と沖のキスから始まるので、初見の人が驚いてくれるっていうのがすごい嬉しくて。キスしごたえがあるというか(笑)。 沖:現場によって、始まる前に高さを調節しなきゃいけないんです。 ──高さ調節? 小杉:下から見てもギリ口が見えないというか。 沖:手が上すぎても下から見えちゃうし。TIFで360度ステージだったんですけど、キスしてるところの裏側を撮られていて、私がすごい気持ち悪い顔でニヤついてる写真が出てきて「やばい!」って(笑)。 全員:(笑) 沖:これからは裏側もちゃんと表情作らないとなと思いました。 ──周りの反応はいかがですか? 沖:まずファンの方がすごい気に入って下さっていて、「毎日聴いてるよ」って言ってくださいます。 ──入山さんと上杉さん的にはどんな曲ですか? 入山:今どきじゃないところが、差別化できていいのかなと思います。 小杉:いっぱい聴いて欲しいよね。今流行っている曲とは違う雰囲気なので、このブームが帰ってきて欲しいですね。 ──番組では毎回オープニングで歌われていますけど、音源で聴くとまた違った魅力が感じられていい曲だなと思いました。テレビだとそこまで分からなかったんですけど、音源だとボーカルの感情表現がより伝わってすごくよかったです。 全員:嬉しいです! ──レコーディングでこだわった部分とかありますか? 沖:後日談的な感じですけど、今回の楽曲はダンスを練習するときに初めて、ドールっぽい感じで、表情も笑顔じゃなくてスンっていう感じにしてって言われたんです。でもそれをレコーディングの時にまだ知らなかったので、あんまりウェイウェイな曲じゃないからこそ声は楽しくしようと思って、弾んだ楽しい声で歌っちゃったんですよね(笑) 小杉:入山と上杉のパートとか雰囲気が全然違くて。逆にいいんじゃないかなって思います。 上杉:声質がもともとちょっと違うよね。 小杉:結構2人とも声張ってるよね。入山と上杉はしっとりなんですけど、私と沖になると声がパーンって感じで(笑) 沖:弾けちゃってて(笑)。 ──全員歌唱のカップリング曲「Weʼre フジコーズ」はどんな楽曲ですか? 小杉:「ウェーイTOKYO」はバブリーで、「キスから始めましょう」はまたちょっと違った昭和で、「Weʼre フジコーズ」はちょっと平成っぽいかなって私は思ったんですよ。ワーって盛り上げていく感じがあって、フジコーズでいろんな時代を試してくれているのかなって思いました。 上杉:ライブが盛り上がりそうな曲で「キスはじ」はどっちかというと聴く曲で、「ウェーイTOKYO」もだし「Weʼre フジコーズ」も一緒に盛り上がれる曲だなと思います。 ──番組のお話も聞かせてください。始まってからの1年半で、一番楽しかったことと言うと? 入山:私の中で一番楽しかったのは、つい最近行った宮古島のロケですね。人生で一番青春したんです。 全員:わかる~! 入山:みんなで花火したりとか、海で水上バイクに引っ張られたり、全部が青春でした。フジコになる前から活動はしていたので、青春をあまり過ごせなくて、だから「青春してる~!」って思いました。 小杉:嬉しかったことで言うと、料理企画があって、今井ちゃんが誕生日の回に誰かが今井ちゃんのおつまみを作ろうっていうくだりで、たまたま伊藤さんが私を指名してくださって。棒棒鶏を生放送で作ったんですけど、どうやら手順がおかしかったみたいで、それをMCの方たちが面白がってくれたのがすごい嬉しかったです。この回が良かったっていうのはもちろんあるけど、MCの人たちが「小杉おかしいよ!」っていい意味でバカにしてくれるのが毎回嬉しいです。 上杉:楽しかったことと嬉しかったことが混ざっちゃうんですけど、TIFで実際に曲が披露できたことですね。去年は企画で出させていただいたんで、歌って踊るとかはなくて、今年実際に出させていただいて。 沖:アイドルとして出るのが初めてだったよね。 上杉:そうそう。TIFに出られるのって、たくさんいるアイドルの中でも一部しかいなくて、アイドルの最初の目標って「TIFに出たい」から始まると思うので、そのTIFに出させていただいたことがすごく嬉しかったです。練習期間中も大変だったけど、それが楽しかったです。一緒に練習していて、メンバーとも仲良くなれたし。 ──沖さんは? 沖:今回のTIFで「週プレステージ」にも出させていただいたんですけど、そこですごい歓声が上がって嬉しかったのと、終わった後に裏に出たら、他のアイドルさんが「沖さんですか?写真撮ってください」って言ってくださって。他にもそういうことがあって、アイドルさんに推されるってすごい嬉しいなと思いました。ファンの方が推してくださるのはもちろん嬉しいんですけど、アイドルさんに推されるアイドルって憧れだったので嬉しかったです。番組内で言うと、歌の企画で「アリアナ・グランデさんの「Break Free」を歌った時に村重さんが「テキーラ飲みたくなった」って言ってくださって、すごい嬉しかったのを覚えてます(笑)。 小杉:あれ歌うか迷ったって言ってなかった? 沖:そう! めっちゃ迷って。もともと洋楽が好きで、洋楽しか歌ってこなかったんです。高校でバンドボーカルしてた時もエアロスミスとか歌ってたんですけど(笑)。でも番組で洋楽歌うのが初めてで、受け入れてもらえるかすごい悩んだんですけど、自分の道を行こうって思って歌ったら良い結果になったので、自分の判断に自信を持てた瞬間だったというか、すごく嬉しかったです。 ──へえ~。それは見かけによらないですね。高校時代、髪型とかは今と変わらず? 沖:髪型とかは変わらず。別にパンチパーマとかにはしてないですよ。 ──エアロスミス、パンチパーマじゃないですけど(笑)。逆に番組で大変だったことは? 沖:ありすぎてわかんないけど……多分私だけじゃなく、メンバーみんなが大変だったのは、ななちが来る前の選抜で。ファーストシングルで1期生は選抜だったんですけど、そのためのバトル企画を毎週やってたんですよ。メンバー同士で争わないといけなかったのが辛かったのですが、でもそれを乗り越えて強くなってるのかなって思います。