それぞれの推しアイドルと憧れる世界観

──改めて、ほぼ毎週テレビに出られてるってすごいことですよね。芸能界には慣れましたか？ 芸能人だっていう自覚も。 小杉：まだまだ自覚はただの女子大生なので、街を歩いている時に本当にたまに「あ！」って気づかれることがあると「見られてるんだ」っていつも新鮮に思います。 沖：前に卒業生の2人と一緒に池袋を歩いていたんですけど、声かけられて「握手してください」って言われて「なんでですか？」って反射的に言ってしまって（笑） 小杉：「なんで知ってるんですか？」って言っちゃうんですよね。 沖：最近言ってもらえること増えたんですけど……質問なんでしたっけ？ 小杉：でました！（笑） 沖：一つ一つの質問にちゃんと考えちゃうんですよね（笑）。グループとしてもっとレベルを上げていきたいなって思っていて。活動期間からは考えられないようなステージに多く出させていただいているので、そこに見合うというか、どこに行っても自信を持てるようなグループになりたい。個人の仕事もあったりするんですけど、そういう時はやっぱり「フジコーズの代表だ」っていう気持ちを忘れずにいます。そういう部分で自覚は芽生えてきたかなって思います。 ──上杉さんはグラビアをやられていたら、話しかけられることも多いのでは？ 上杉：全然そんなことないです！ 声かけられたことは2、3回しかなくて。でもやっぱりうれしいなと思いますね。知ってくれている人がいるんだっていうのもありますし。さっき2人が言っていたように、誰かに見られてるんだっていうのをちゃんと意識するようになりました。 小杉：でもずっと謙虚でいたいなと思いますね。 ──入山さんはいかがでしょう。 入山：めっちゃ単純なことを言うと、フジテレビに行く機会がすごく増えたので、最初は「うわあ、フジテレビだ！」って思いながら行ってたんですけど、最近は上まで見なくなった（笑）。 全員：（笑） 小杉：あの球体をね（笑）。 ──TOKYO IDOL FESTIVAL（TIF）に2年連続で出演されて、人前で歌って踊ることには慣れましたか？ 沖：私はもともと歌とダンスがすごく好きなので、ライブが増えてきてステージに立つことができてすごく嬉しいです。練習とかすごい変わってきたよね？ お互い声かけあったり、本番前はいい意味でちゃんとピリピリするようになった気がします。 小杉：確かに、TIFは特にそうだったかもしれない。もっと頑張ろうっていう意識がみんな芽生えたんじゃないかなと思います。私はダンスも歌も未経験だし、くらいついていかないとと思っています。 沖：できるメンバーができないメンバーに教えたりとか、練習の時に、さっき努力家と言った入山とかも声かけとかしてくれてて助かっています。 上杉：入山は歌もダンスも上手くて、他のみんなから頼られることが多いと思います。どうやってやるんだっけ？っていうのは、入山か沖に聞いているイメージがあります。引っ張ってくれるのでありがたいです。 ──他のインタビューで見たのですが、入山さんは10歳で『あまちゃん』を見て芸能界に憧れを持ったんですよね。 入山：『あまちゃん』を見てた時は女優になりたいと思っていました。のんさんの演技に惹かれて、芸能界に入りたいって思って。 沖：「フジコ」の最初の回の自己紹介から女優志望って言ってましたね。きゅうりで泣くみたいな（笑）。 小杉：できなかったんだよね（笑）。 入山：まだまだでした（笑） ──アイドルへの憧れはフジコーズになってから？ 入山：多少はありました。坂道とかのオーディションも受けてたし……でも全く受かりませんでした。 沖：私は真逆で芸能界には興味がなくて。でもやってみたことで、アイドルの努力を知って、尊敬するようになりました。自分が推し活をしたことがなかったので、他のアイドルさんを見て勉強したり。ファン対応とか褒めていただくんですけど、最初からできたわけじゃないです。 ──ちなみに、皆さんの現在の推しのアイドルは？ 小杉：私ももともとアイドル詳しくなかったんですけど、#2i2さんが「オールナイトフジコ」にいらして、TIFとかでもコラボさせていただいて、可愛がってくれたんです。すれ違っただけでも「こすこ！」って言ってくれて。アイドル好きの子にも「#2i2ってアイドルの三角形の中でもここ（頂点のゾーン）だからね？」って言われたりして、そんな人たちが自分にこんなに優しくしてくれて、先輩の背中を見せられたなって思っています。TIFでもステージを見させていただいたんですけど、歌もダンスも上手すぎて……コラボするときにもアクセサリーを貸してくれたりとか、メンバーを支え合うことも教えてもらった気がしていて。すごく憧れているアイドルさんです。 入山：私は日向坂46さんが一番好きで。どのアイドルの中でも仲の良さがすごく伝わるんです。見ていて安心するし、頑張ってるなっていう感じが伝わるから、私たちも仲の良いグループにしたいなって思ってます。 沖：同じこと思ってた！ 安心するよね、見てて。 ──日向坂であえて推しメンを挙げるなら誰ですか？ 入山：渡邉美穂さんが好きだったんですけど、卒業しちゃって。 ──それこそ今俳優として大活躍ですよね。 沖：いつか共演……！ 入山：できたら、いいよね。 沖：私は、高嶺のなでしこさんです。さっき言ったようにアイドルを勉強していたときに松本ももなさんが出てきて、「可愛い！」って見てたんです。そしたら現場で一緒になることがあって、番組にも来てもらったし、音楽番組でもご一緒させていただいて、そこから交流が始まって今仲良くさせていただいているんですけど。本当にアイドルの鑑っていう感じなんですよ。本当にかわいくて。私はアイドルって言ってもアイドルになりきれていなくて、それがあってもいいのがフジコなのかもしれないんですけど、完璧アイドルさんに憧れています。 上杉：私は解散しちゃったんですけど、BiSHさんがすごい好きで。ライブとかも行ってたんです。BiSHさんの良いところって、ビジュアルはもちろんなんですけど、パフォーマンスの熱量が高くて、会場にいるファン全員を巻き込むようなパフォーマンスをするんです。生歌もダンスもそうだし、その圧倒的なパフォーマンス能力に憧れているので、フジコーズもお客さんと一緒に熱量が上がっていくようなグループになれたらいいなと思っています。 沖：BiSHさんってアーティスト寄りなイメージだから、確かにちょっと異色な感じが上杉と被るかもしれない（笑）。 ──上杉さんのインスタを拝見すると、いろんな方のライブに行かれてますよね。Men I Trustとかchelmicoとか。それは異ジャンルのステージからも吸収しようという意識が？ 上杉：そうですね。chelmicoさんとかだったら、BiSHさんと一緒なんですけど、お客さんを友だちかっていうくらい一緒に盛り上げて、ライブが終わった後に「このライブ行って良かった！」「すごい楽しかった」っていう気持ちにさせてくれるので、そういうライブに憧れますね。「こうなりたいな」って思います。