ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文3)本人確認資料の偽造がポイント
同じ偽造書類でSBIの証券口座を開設したのか
日本経済新聞:分かりました。3点目のSBI証券さんのところに絡むことなんですけれども、これ、前回の、田中副社長、ここで会見【サレルベキ 00:51:14】だったと思うんですけれども、証券口座と銀行口座は同一の氏名じゃないと、【ネットデ 00:51:22】こういうことできないってお話だと思うんですけども、偽造の書類を使ってゆうちょの口座を開設して、同じ偽造書類でSBIの証券口座を開設したと思われるという理解でいいでしょうか。 田中:お答え申します。前回もお答え申し上げましたように、例えばA証券口座に田中進という名前で名義を証券口座を開設してて、今まではそこに登録できる銀行口座っていうのはどこの銀行口座であっても田中進ということじゃ、同じじゃなきゃいけないと。そうやってやっていたものを、悪意の第三者が口座を、考えられるのは、のっとって、それでその方は田中進という名前じゃないんですけど、田中進という偽の名義の本人確認書類を作って、田中進名義の偽造口座を作りましたと。 日本経済新聞:【**** 00:52:18】っていう。 田中:はい。【**** 00:52:19】。それを当時はオンラインで古い口座と差し替えが可能だったので、それでその偽造した口座に出金されてしまったと。私も承知しておりますのは、当然、証券会社の皆さまもそういうオンラインでの出金口座の手続きの見直し、廃止、郵送に限るとかあるいはチェックなさっているのも、今までは私どもで承知しているのは名義だったんだけども、住所とかもいろんな情報を合致を求められているということで、問題に対応なさってきているというふうに私どもは理解しているところでございます。
今までのやり方が一因になっていた可能性は
日本経済新聞:基本的に貯金口座開設時にゆうちょ銀さんが本人確認の、【イイ 00:53:08】とまでは言えるのかどうかは分かんないですけど、少なくても今までのやり方がオンラインでの送金の引き出しの一因になっていた可能性はあるということですか。 田中:お答え申し上げます。私どもは、ここのポイントは本人確認資料が偽造されているということが一番のポイントでございまして、ただ、やはり今回見ていますと、非常に偽造も巧妙な偽造でございますし、だものですからなかなか、われわれも1個あとから口座開設書類等を確認しましたけれども、1件として見たときに偽造だと判断できるのかというのは、やはりこれはかなり、現実的には難しいものがあるなと思わざるを得ないと。 従って、根本からここはもう見直そうということで、そういう写真付きじゃない証明書は原則お断りをして、写真ありのほうに持っていこうと。こういうわれわれの考え方でございます。 日本経済新聞:今後の対応なんですけど、顔写真付きの、例えば運転免許証自体偽造されている可能性もあると思うんですけども、そこの真正性っていうのはどうやって確認しているんですか。 田中:おっしゃるように例えばいろいろ【危険度把握書類 00:54:24】だとかそういうものがいろんな偽造を、おっしゃるように本人確認資料の偽造の例が書かれているので、おっしゃるようにそれはゼロとは申し上げられませんけれども、当然、1つは偽造がしにくいっていうこともありますし、今ほど申し上げましたように、私ども本人確認資料のコピーを頂戴しておりますので、顔写真の付いたものをコピーで残しておくということの、一定の抑止力もあるのではないかと思って、今回こういう政策を取らせていただいたということでございます。