ゆうちょ銀行の不正出金問題 池田社長が会見(全文3)本人確認資料の偽造がポイント
ゆうちょPayを止める考えは
あれ、まず、どういうお客さまと取引をするか、それから認証問題、今回は認証の問題。それからそのあとモニタリングの問題がある。そして補償の問題。この4つというのをうまくうちのサービスの、今、3つ申し上げましたが、うまく絡めて新しい体制、体系をつくっていきたいと思っております。もちろんお手本のところも私の頭の中には幾つかございますが、それを含めてしていきたいと思っております。 NHK:今のに関連して補足して伺うんですが、まず今、電子決済サービス、送金止めているところというのが事実上あると思うんですけど、今、送金止まっているのはそのままだとしても、あらたに例えばサービスを全面的に、ゆうちょPayとかを止めたりとかっていう考えは。 池田:ございません。ゆうちょPayはお使いいただきたいと思っております。 NHK:【カ***00:44:15】のサービスも、今止めているところ以外は基本的には。 池田:ええ。基本的には通常どおりやっていく。
他社とのモニタリングの連携はどう考えるのか
NHK:次、今モニタリングというところでお話あったと思うんですけれども、そのモニタリングというのは、過去のものをモニタリングするというところではなくて、これから、このあたり、セキュリティー対策としてつくっていくというモニタリングという理解でよろしいですか。 池田:はい、私みたいな銀行員が素人で、その点に深く追求するような能力を持ってないんですけれども、私自身が今まで勉強の中で認証を突破されると、これが実は認証のところで止まっている限りは認証をしっかりすればいいと思いますけど、その次のときにどうやって、言葉は悪いんですけれども、フィッシングだとかハッカーとか起きるときに、一定の期間で止めるという、こういうような仕組みをつくっていきたいと思っております。ですからちょっと素人がそんなことを言ってなんだと言われるかもしれませんが、私の頭には、あるいはうちの行内にはそういうことをしようということで、一部数人でそれを勉強しているところもあります。その意味で今回、こういうようなご迷惑を掛けたものですから早くやっていきたいと思っております。 NHK:最後にですが、今モニタリングで、自社でおやりになるというところでお話を伺ったんですが、【トウ**00:45:42】電子決済の通貨サービス、他社との連携というのがまさに肝になる中で、ゆうちょ銀行だけでは当然成し遂げられないものだと思うのですけども、その辺の他社とのモニタリングの連携のところについてはどのようにお考えですか。 池田:決済業者ですか。今回、いろいろなことが、キャッシュレス推進協議会というのがございまして、今月の中ごろ、もう少し前にガイドラインをつくられております。もちろんこういう問題があったからつくられたのかどうかは分かりませんが、もともと問題意識をお持ちになっていたと思います。 それからもう1つ、先ほど申し上げたとおり、全銀協の会長の会見の中ででもガイドラインを作っていこうということがあります。従ってそれに沿ってモニタリングしていきたいと、こう思っておりますし、なおかつ当行は一番、先頭バッター、先頭バッターじゃないな、被害を受けていますから、お客さまの安全のために少し早めで、少しでも早めで、相当早めでやっていきたいと、こう思っています。 NHK:ありがとうございます。 司会:それではご質問のある方は挙手をお願いいたします。それでは廊下から2列目の。こちらの【ゴ****00:47:08】お願いします。