4度の抹消経て1軍定着のドラ1、5/8がデビューも野手は1人だけ 楽天ルーキーの1年
野手で1軍昇格は中島1人…10月に高卒ルーキー2人がデビュー
今季3年連続4位に終わった楽天。ドラフト1位の古謝樹投手がシーズン途中から先発ローテーションに加わるなど、結果を残した。昨年のドラフトでは支配下で最多8人を指名したが、ルーキーの1年目を振り返ってみよう。 【動画】5球団競合のドラ1逸材 光り輝く姿にファン感動「めっちゃカッコイイ」 古謝は開幕1軍入りを逃したものの、5月末に1軍初登板。2先発目でプロ初勝利を挙げると、7月まで4度の登録抹消となったが、以降はシーズン終了後までローテーションを守り、15先発で5勝8敗、防御率4.32を記録した。 古謝に先駆けて1軍最速デビューを飾ったのが、ドラフト5位の松田啄磨投手だ。3月30日の西武戦で救援登板し、その後は先発も経験。故障もあって7登板に終わったが、防御率3.60と一定の成績を残した。 10月には高卒ルーキーが1軍に昇格した。ドラフト2位・坂井陽翔投手、ドラフト3位の日當(ひなた)直喜投手が登板機会を得た。ともに無失点投球を見せたが、中でも日當は2軍戦で30試合に登板し、3勝2敗3セーブ、防御率2.01の好成績。2年目の来季のブレークに期待される。 野手で唯一1軍の舞台に上がったのが、ドラフト6位の中島大輔外野手だった。2軍75試合で打率.277、3本塁打、13盗塁を記録し、フレッシュオールスターにも選出された。7月に初昇格して初打席初安打を放つと、8月は14試合で打率.293。年間では37試合で打率.228、1本塁打、10打点。 俊足強打の遊撃手として期待されたドラフト4位のワォーターズ 璃海ジュミル内野手は、1月に左膝離断性骨軟骨炎に対する鏡視下自家骨軟骨柱移植術を受け、2軍戦デビューも9月末まで要した。7位指名の大内誠弥はイースタン・リーグ10試合に登板して0勝1敗、防御率3.82。同年ドラフトの支配下最終指名だった青野拓海内野手は、2軍39試合で打率.138と苦戦を強いられた。
Full-Count編集部