森保Jが27人全員で前日練習…三笘・伊東の復帰起用に森保監督「試合を見て楽しんで」
日本代表は4日、北中米W杯アジア最終予選・中国戦(5日・埼玉)に向け、試合会場の埼玉スタジアム2002で前日練習を行った。冒頭約15分間が報道陣に公開され、招集メンバー27人全員がランニングやボール回しなどのウォーミングアップメニューをこなした。 【写真】「スタイル抜群」「目のやり場に困る」“勝利の女神”のアウェー遠征に反響 前日からの合流となったMF遠藤航(リバプール)、MF伊東純也(スタッド・ランス)、MF久保建英(ソシエダ)ら欧州組11選手も元気な様子でトレーニングを実施。いずれも日曜日に所属クラブのリーグ戦があったため試合間隔は短くなるが、中国戦の出場には問題がなさそうだ。 5日の中国戦は“鬼門”とされるW杯最終予選の初戦。過去には2016年のロシアW杯最終予選初戦でUAE、21年のカタールW杯最終予選初戦でオマーンにそれぞれ敗れ、2連敗を喫しており、この流れを断ち切れるかどうかが大きなテーマとなる。 過去の苦戦の大きな要因としては、シーズンが始まった直後の欧州組のコンディション調整の難しさが挙げられる。だが今回の活動では、日曜日に欧州でのリーグ戦を終えた選手たちがJFAのチャーター便を活用。27人全員が試合前々日の練習に間に合っており、コンディションを理由とした起用回避が必要な選手は少ないとみられる。 今回の日本代表メンバーでは前回最終予選突破の立役者となった両ウイングの伊東、MF三笘薫が復帰され、起用に注目が集まっている。森保一監督は前日会見で2選手の起用について「試合を見て楽しんでいただければ」と煙に巻きつつも、「2人とも日本代表にとって大きな武器だということは間違いなく言える」と断言。「出場した時間の中で最大限、自分の武器を発揮してもらい、まずは得点に絡んでもらうことを期待している。2人とも献身的に攻撃も守備もチームのためにハードワークできる選手。厳しい戦いの中、全員攻守でハードワークして戦うところでチームを引っ張ってもらえるよう期待している」と前向きに語った。