関東学生連合８区・秋吉拓真(左）から９区・古川大晃にタスキが渡る（カメラ・堺　恒志）

◇第１０１回東京箱根間往復大学駅伝競走復路（３日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート～東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール＝５区間１０９・６キロ） 　東大の秋吉拓真（３年）がオープン参加の関東学生連合の８区を担い、一時は区間トップの快走を見せた。 　同区の６・７キロ地点の茅ヶ崎を全体トップのタイムで通過。このときの１９分４９秒は区間新記録ペースだったが、終盤に失速。終わってみれば区間で（参考記録のため）７番目相当の１時間４分４５秒だった。「プランとしては大きく区間新記録ペースでというところを目標にしていた。無理なく入れて序盤は良かったんですけど、やっぱり坂を上り終わった後でなかなかペースを戻しきれずというところ」と分析。 　レースを終えて、「初めて走るって言うのもあったので今日のタイムがよかったかどうなのか、まだ判断しかねるところもあるけど区間新記録という所を目標立てていたのでちょっと悔しいです」とほろ苦さを味わった。 　東大生が箱根駅伝を走るのは２０２０年に阿部飛雄馬（当時４年）が学生連合の１０区を走って以来５年ぶり。本番数日前から東大陸上部の同期からのメッセージをインスタグラムで受けとった。沿道での応援も含め「励みになりました」と素直に喜んだ。 　大学入学時は箱根出場を目指していたが、「箱根だけでなく全てのレースにおいて大学生のトップランナーと認めてもらえる走りができたらなと思います」と目標を上方修正していた。