ヘッドとシャフトを決めたら終わり… じゃない!? 「ライ角」や「グリップの太さ」をフィッティングすることの重要性
アイアンやウェッジの適正ライ角は身体測定とカラーコードチャートで決める
「G430」シリーズや「PLD」パターなどで人気のクラブメーカー・ピンは、専任フィッターがゴルファー個々に合わせたスペック選びを無料で行ってくれる、フィッティングサービスのパイオニアです。 【写真】これが適合リストに記載された「ELYTE」と「G440」の画像です
ヘッドやシャフト選びのフィッティングサービスは、現在ではピンだけでなく多くのクラブメーカーでも実施しています。しかし、ピンでは適正ライ角のフィッティングまでを行い、間違いのないクラブ選びを目指しているそうです。 両足を肩幅に広げて腕をだらりとした状態で、手首から床までの長さ(タテ軸)、身長プラス3センチの数値(ヨコ軸)を計測して、「カラーコードチャート」(写真上)で適正なライ角を決定しています。
フィッターの個人的な見解ではなく、膨大なデータから作り上げられている「カラーコードチャート」に基づいてベストなライ角を決めるのです。そして、いろいろなラインアップあるいはカスタムオーダーによって、自分だけのクラブができ上がります。それがピンフィッティングが支持される理由の一つといえるでしょう。
手のひらと一番長い指の長さから導き出す適正なグリップの太さフィッティング
多くのゴルファーは、買ったときに装着されているグリップをそのまま使っていると思います。でも、手の大きさはゴルファーの個性の一つ。同じクラブを使ったとしても、手の大小によってフェースターンのしやすさは変わってきます。 グリップが太すぎればフェースターンしづらく、細すぎればクラブを返しすぎるミスが生じやすくなります。要は、インパクト時のフェースコントロールができないということになります。
そこでピンのフィッティングでは、手の大きさに合わせてグリップ太さを選ぶフィッティングも行っています。ここでも手の大きさを測定し、手のひらの長さ(タテ軸)と一番長い指の長さ(ヨコ軸)をもとに、やはりカラーで色分けされたチャートでぴったり合うグリップ太さを決定します。 グリップ太さは「細い方がフェースターンがしやすい」「太い方が曲がらない」などといったトレンドがコロコロ変わっていきます。それでも、自分の手のサイズを測ってから実際にボールを打って、自分仕様を見つけられるのはうれしい限りです。 一本から購入できるピンカスタムオーダーでは、追加料金なしでいろいろな純正グリップから太さも選べ、下巻きテープの枚数も指定が可能になっています。