ヘッドとシャフトを決めたら終わり… じゃない!? 「ライ角」や「グリップの太さ」をフィッティングすることの重要性
弾道結果だけじゃなくクラブの動きと振り心地も入念にチェック
「カラーコードチャート」で導き出されたライ角や、手のサイズを基準にしたグリップの太さなどは、「静的」なフィッティングといっています。 静的な結果に基づいたクラブやライ角、グリップの太さで実際にボールを打ってみて、弾道結果はもちろんのことクラブの挙動や振り心地なども入念に確認、総合的にスペックを決めていくのがピンのやり方。
つまり、試打という「動的」なチェックも行っているということです。何よりゴルファー自身のフィーリングを満たすスペックを、専任フィッターが丁ねいにヒアリングしながら提案してくれるので満足感もあります。 ここまで無料で診てもらうと購入の必要がありそうですが、その心配もなし。現在、自身が使っているクラブ(他社品でもOK)よりも結果やフィーリングがいいクラブスペックが見つかっても、フィッティングシートをもらって自宅に戻ってからじっくり購入を検討してもいいのです。 まずは自分が使っている今のクラブが合っているのか確認するだけでもいいので、一度適正なライ角とグリップの太さを計測してもらう価値は、十分にあります。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール