ピッタリな「自転車」の選び方、ポイントは大人も子どもも「股下」にあり【プロに聞きました】
◾️Step.2 サドルをいちばん下げた状態で足(ひざ)の位置を見る いろいろ乗る中で、ピッタリのサイズに絞り込んでいきます。このときにチェックするのがひざの位置。地面に足がつかないほど大きなものは不安定ですが、低すぎても膝が曲がりすぎてこぎ出しにくいのだとか。 「お子さんにとって、自転車をこぐという動作は大人が想像する以上に難しい。こぎやすいピッタリのサイズに乗っただけで、それまで乗れなかった子がスイスイ乗れるようになることもあるぐらいです」(鈴木淳さん) ◾️Step.3 用途に合わせてサイズを決める Step.1、Step.2で、メーカー推奨サイズの16インチは、身長117cmの娘には小さいことがわかりました。そこで、18インチと20インチを乗り比べます。 「初めて買う場合や乗り慣れていないお子さん、地面が凸凹した自然の中で乗る場合は、とりまわしやすいピッタリなものがおすすめ。道がフラットな街中で乗る場合や乗り慣れているお子さんは、やや大きめでも大丈夫なことが多いです。でも、最終的にはお子さんが気に入ることを大事にしてあげてください」(鈴木淳さん) 18インチと20インチを何度か乗り比べる中で、娘が決めたのは20インチ。無事に“ピッタリ”の自転車が決まりました!
「防犯登録」はするべき?
ピッタリの一台を購入したら、大人用はもちろん、子ども用自転車も防犯登録はするべき? 『じてんしゃ屋JUNE』の鈴木さんの考えを聞くと……。 「防犯登録はかならずしましょう。自転車屋さんによっては18インチから登録するケースもありますが、ぼくのお店ではどのサイズも行っています。 お子さんの自転車も防犯登録をすることで、大人と同じく、万が一の盗難や紛失に備えられます。また、街中で自転車移動中に親御さんとはぐれてしまったお子さんが、防犯登録のおかげでお父さんの連絡先がわかって迷子が解決したケースもあるんですよ」(鈴木淳さん) 近ごろでは、インターネットやネットオークションで自転車を手にいれる方法もありますが、その際も防犯登録をお忘れなく。近隣の登録を行なっているお店にたずねるか、最寄りの警察署で登録できるパターンもあるので、確認してみてください。