ピッタリな「自転車」の選び方、ポイントは大人も子どもも「股下」にあり【プロに聞きました】
【レポート】子どもにピッタリの自転車を選ぼう
ここからは、キッズバイクを中心に魅力的な自転車やアクセサリーを取り揃える『じてんしゃ屋JUNE』へ。店主の鈴木淳さんに、アドバイスとともに、ピッタリの子ども用自転車を選んでいただきました。 鈴木さんによると、自転車に乗り始める子どもの年齢は年々早くなっているのだとか。 「早いと、1歳半~2歳で乗り始めるお子さんもいますよ。体が大きなお子さんが増えているからかもしれませんね。ストライダーなどキックバイクに乗り慣れて体幹がしっかりしているお子さんは、自転車の上達もスムーズです」(鈴木淳さん) 今回は、筆者の娘(2024年9月現在、6歳・身長117cm)が、『ヨツバサイクル』の14インチから大きなサイズに買い替えます。娘には、3歳半のとき、2021年のクリスマスプレゼントで購入。およそ2年半でサイズアウトしました。 鈴木さんによると「買い替える場合も初めて買う場合も、子どもにピッタリの自転車を選ぶ方法は同じ」とのこと。実体験をレポートするので、どうぞ自転車選びの参考にしてみてください! ◾️Step.1 気になる自転車にまたがってみる お店に行く前に『ヨツバサイクル』のウェブサイトにある「サイズの測り方」を参考に、股下の長さを測りました。 すると、娘の股下はおよそ50cm。これによるとメーカー推奨サイズは16インチですが、実際に店頭で見ると小さいような……? そこで、より大きな18インチと20インチを中心に見てみることに。 いろいろなメーカーのものを比較できる場合は、同じ車輪サイズ(インチ数)でも微妙にサイズ感が異なるため、気になったものにまたがってみます。 このとき、必ずお店のスタッフといっしょに試すこと。なぜなら自転車屋さんの店頭にあるものは、売り物の場合がほとんどだからです。勝手に乗ったり、ぶつけたりしないよう、親御さんもそばにいて注意しましょう。 またがってみると、車体が自力で支えられるかどうかもわかります。グラついてしまうのは、お子さんにとって重かったり大きかったりするのかもしれません。 また、最初のうちは、またぐという行為自体が上手にできない場合もあるそうです。 「自転車をまたぐ練習は、意外としていないご家庭が多いです。でも、自転車に乗るにはまたげる必要がありますよね。基本的なまたぎ方は、ハンドルを両手で持って、指でブレーキをかけて、またぐ足を高く上げます。少し大きめの自転車に乗る場合は、車体をすこし傾けるとラクにまたげますよ」(鈴木淳さん) さらに鈴木さんから、スタンドを立てるコツも教えてもらいました。 「左手はハンドル、右手はサドルを持って、右足でスタンドを蹴ります。お子さんが自分で自転車に乗り降りしたり停めたりできるように、スタンドをつける場合はこぐ練習といっしょに扱い方を練習してみてください」(鈴木淳さん)