菅首相が記者会見12月25日(全文2)3つの急所を集中的に押さえるべき
安倍前総理は説明責任を果たしたか
毎日新聞:毎日新聞の笈田と申します。よろしくお願いいたします。政治と金の問題についてお伺いいたします。安倍前総理が本日、桜を見る会前夜祭での費用補填の問題をめぐりまして国会で説明をされましたが、野党からは説明が不十分であるとの声も上がっています。総理として安倍前総理はこれで説明責任を果たされたとお考えでしょうか。また結果的に総理ご自身も国会等で誤った答弁を繰り返されていたことになるわけですが、そのことについてどのように受け止められて、今後どのように対応されるお考えでしょうか。具体的にお答えいただければと思います。 また吉川貴盛元農林水産大臣がご病気のため議員辞職をされましたが、大手鶏卵会社の元代表からの現金提供疑惑に関して本日、議員会館の事務所が家宅捜索を受けるなど、疑惑は深まっております。総理のお考えとして吉川さんは元閣僚としての説明責任を果たすべきだとお考えでしょうか。またそれを総理として促すお考えはありますでしょうか。よろしくお願いいたします。 菅:まず安倍総理の件でありますけれども、国会などにおける前安倍総理の説明が事実と異なってる。こうしたことが明らかになったことに対して、私自身、非常に重く受け止めております。また私自身、官房長官として国会でも答弁しています。安倍前総理が国会で答弁した内容について、必要においては安倍総理に確認しながら国会で答弁をしてきたということが事実です。しかしながら、事実と異なる答弁になってしまったことについては国民の皆さんに大変申し訳なく思い、この場をお借りしましてあらためておわびを申し上げます。また国会の中でも始まりますが、いろんな機会があるというふうに思います。そういう中で丁寧に説明をさせていただきたい。このように思います。 吉川議員について、本人のコメントにありますように心臓の病気のために手術をされたようなことであり、術後は国会議員として責務を果たせない。そういう形で議員を辞職されました。まだ捜査機関の活動内容について承知をしておりませんので、私の立場で答えることは控えたいと思いますが、いずれにしろ政治家自ら襟を正し説明責任を果たしていくべきである。このように思います。 司会:それでは幹事社以外の皆さまからご質問していただきます。質問を希望される方、意思表示は発声でなく挙手をお願いいたします。私が指名をいたします。近くのマイクにお進みいただきまして所属とお名前を明らかにした上で質問をお願いいたします。お1方1問でお願いをしたいと思います。それではフジの鹿島さん、お願いします。