「彼は僕らをつらい目に合わせる」カルーソが“同系統”ドートとの激しい練習の日々を明かす「楽しくはないね」<DUNKSHOOT>
196cm・84kgと比較的細めなカルーソは、今季19試合の出場で平均20.2分、5.7点、2.9リバウンド、2.4アシスト、1.9スティールを記録。一方のドートは193cm・100kgと屈強なフレームを持ち、27試合の出場で平均29.4分、10.1点、4.6リバウンド、1.7アシスト、1.3スティールをマークするほか、3ポイント成功率40.5%(平均2.2本成功)ではキャリアハイの数字を残している。 マッチアップ相手にしつこく付きまとい、味方のカバーに入るなどチームディフェンダーとしても率先して動き回る両者は、ルーズボールやリバウンド争いにも跳び込んでいく。ケガと隣り合わせの危険なプレーであろうと、彼らは常に献身的な姿勢でチームを助けている。 先発組のドートとリザーブでローテーション入りするカルーソは、練習時でも激しくやり合っているとカルーソは言う。 「楽しくはないね。彼は僕らをつらい目に合わせるんだ。そこが彼を有能な選手にしたんだけどね。今年、僕はオフェンスで彼の良い面をこれまでよりも少し多く見ることができている」 サンダーはカルーソとドートだけでなく、エース格のギルジャス・アレキサンダーやウィリアムズなど主軸もディフェンスで手を抜くことなくこなしていて、ディフェンシブ・レーティング(103.0)とネット・レーティング(+11.7)はいずれもリーグトップ。第3クォーター終了時点でリードしていれば22勝1敗と圧倒的な強さを誇っており、相手を109点以下に抑えた試合では20戦負けなしだ。 オフェンシブ・レーティングの114.7もリーグ8位と高水準で、直近7試合で見れば同4位の117.8と勢いを増している。それだけに、サンダーがこのままウエスト首位を快走していくのではないだろうか。 文●秋山裕之(フリーライター)
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