安保瑠輝也「ライアン・ガルシアの“日本に来たら二桁億円稼げる”というなめた気持ちを叩き折ってやる」【RIZIN DECADE】
RIZINの10回目の大晦日大会となる「RIZIN DECADE」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)で元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(アメリカ/ゴールデンボーイ・プロモーションズ)と対戦する安保瑠輝也(MFL team CLUB es)が「ライアン・ガルシアのなめた気持ちを叩き折ってやる」と試合へ向けての決意を口にした。 RIZINは12月3日、都内で同大会の追加カード発表会見を開催。会見には2人も出席の予定だったのだが、ガルシアは練習に専念するため来日を拒否し、リモートで参加。和歌山県でトレーニング中の安保は寝坊で電話での参加となっていた。安保はその後、東京に向かい夕方に改めて囲み会見を行った。 安保は前戦のパッキャオ戦について「多分、俺が普通に負けると思っていて、その前提のもと、パッキャオとガルシアをリングに上げてなんかやりたかったという目論見を感じた」などと振り返ったうえで「それを僕が崩した。そういう感じで、そういう選手をクリアしていけば、またそういう話が来ると思う。だから本当に目の前のライアン・ガルシアという世界的に名前がある選手を食ってやるという気持ち」と試合を前にした現在の心境を口にした。
米国のメディアの中にガルシアは苦戦するのではという見方があることについては「人がどう評価しようが勝手。俺が確実に勝つと言われても浮かれることはない。負けると言われているからめっちゃ追い込むというわけでもない。そう評価されているのはうれしいことかもしれない。ガルシアの復帰に傷をつけるような試合にしたいと思っている。彼はしてはいけないことをした。ルール上よくないことをしても、名前があって“俺はライアン・ガルシアなんで日本に来たら二桁億円稼げる”というなめた気持ちを俺は叩き折ってやります」と語った。 現在、和歌山でトレーニングキャンプを張っているのだが「ボクシングの動きを想定した全体的な筋力アップとスタミナアップを継続的にやっている。ここから約1カ月で試合。この2週間、本当に死ぬほどやらないといけないと思っている。この2週間で納得いくような仕上がりに作り切れば、互角以上に戦えると思っている」と自信を見せた。 2分8Rという試合形式がポイントとなっているのだが「インターバルが1分。3分より回復の時間がより多く取れる。ということは相手もよりアグレッシブにくる。そもそもアグレッシブな選手だが、よりアグレッシブでエキサイティングな展開になる」と見立てたうえで「向こうは3分12Rに慣れて戦っている。それを2分8Rでやるほうがリスクはあるんじゃないですか」と語る。安保はこれまで3分3Rで戦うことが多いのだが「自分は2分8Rを大変とは思っていない。もちろん不利な部分もあると思うが、そのために今は最後までフレッシュな状態で戦い続けられる体を作りあげてきている。大丈夫」と胸を張る。
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