【政治解説】強気の国民民主党 永田町の“本音”は… “103万円の壁”引き上げ “玉木代表スキャンダル” 2024年11月最新世論調査
これからの注目 「与党と野党はいかに折り合えるか」
【菅原】 これから臨時国会も行われますが、どこがポイントと見ていますか。 【竹内】 今後、自民・公明と国民民主党は政策協議、話し合いをすることになったわけです。やはり最大のポイントは、「与党と野党が話し合って結論を見いだす、というプロセスが良い方に機能するか」だと思います。 多数を持つ自民・公明の与党が自分たちの方針を押し通していくというのが、2012年の政権交代以来、ずっと続いてきたわけです。最後は結局、多数決で決められてしまいますから、野党としてはとにかく反対、採決自体に抵抗、という構図でした。 これからは、“与党と野党がいかに折り合えるか”が問われます。譲り合って政策の内容が悪くなっては元も子もありませんから、お互い話し合った結果、良い妥協点を見つけることができるかどうかです。 【菅原】 協議に時間をかけ過ぎて、いわゆる “決められない政治”になっては困りますが、与野党ともにスピード感を意識しつつ、うまく機能していけば、ある種、理想的な議会の形にもなるかもしれません。 【竹内】 与党だけではなくて、野党にも“責任”が生まれたわけです。先の衆議院選挙で示された民意は、「与野党が話し合い、折り合って、より良いものを生み出してほしい」ということだと思います。ぜひ、与野党ともに自分の主張をただひたすらに突き通すのではなく、「折り合ってより良いものを作る」ことを目指してほしいと思います。 (日本テレビ 政治部デスク 竹内真 解説委員 菅原薫) ■NNN・読売新聞世論調査 11月11日から12日全国有権者に電話調査 固定電話 407人回答率48% 携帯電話 647人回答率35% 合計1054人が回答