大阪府営公園の4プールオープンへ 吉村知事「外に出て体を動かすことも非常に大切」
大阪府営公園の4プールオープンへ 吉村知事「外に出て体を動かすことも非常に大切」
大阪府は8日、府営公園プールを新型コロナウイルスの感染防止策をとった上で今月23日から順次オープンすると発表した。吉村洋文知事は8日午後に大阪府庁で行われた定例記者会見で「コロナがあるのは事実ですが、感染症の対策も取りながら府営公園プールについては開設をして、そしてそこで府民の皆さんに楽しんでいただきたいと思います」と話している。 【中継録画】大阪府・吉村知事「豪雨災害に遭った熊本にDMAT、府警を派遣」(2020年7月8日)
服部緑地、久宝寺緑地、浜寺公園、住之江公園の4プール
府の発表によると、プールがオープンするのは服部緑地(豊中市)、久宝寺緑地(八尾市)、浜寺公園(堺市)、住之江公園(大阪市住之江区)の4公園。吉村知事は会見で、新型コロナウイルスの感染拡大をできるだけ抑える一方、社会経済活動を行い両立させていくのが大きな府の方針として、府営公園プールについても対策をとりながらオープンすることを決めたと説明した。 具体的な対策の中身としては、入場時に利用者の体調確認と検温を行い、アルコール消毒液なども設置。プール内では可能な限り人との距離をとるよう放送で呼びかける。
更衣室で「密」になるのを防ぐよう気をつけなければ
また、専門家からは屋外のプールで感染が広がるという可能性はそれほど高くないというふうに聞いているが、更衣室については「密」になるのを防ぐよう気をつけなければならないと注意を受けているとした。 そこで、更衣室で密にならない対策として、各プールの使用されていない部屋などを臨時の更衣室にするほか、屋外に仮設テントを設置して男性更衣室として使うなど、更衣室を拡大。更衣室が混雑する場合には入場制限も行うという。さらに更衣室には大型扇風機を設置して換気機能を強化すると発表した。
定期的なラジオ体操時は唾液が飛ぶようなことは避けて
このほか、プールでは営業中に定期的に利用者をプールサイドにあげ「ラジオ体操」が行われるが、吉村知事は「その際は、大声で会話をするなど、唾液が飛ぶようなことはできるだけ避けてほしい」と話していた。
知事「外に出て体を動かすことも非常に大切」
吉村知事は会見で「コロナがあるのは事実ですが、感染症の対策も取りながら府営公園プールについては開設をして、そしてそこで府民の皆さんに楽しんでいただきたいと思いますし、体を動かすということも、外に出て体を動かすことも非常に大切だと思いますから、健康維持という面でも、ご協力をお願いできればというふうに思います」と府民に呼びかけていた。