【注目】箱根駅伝連覇 青山学院の胸ロゴ「水上村」ってどこ? 人口1933人の小さな村とチームの絆 うれしい悲鳴も!?
正月の箱根駅伝で連覇を達成した青山学院大学。 その栄冠だけでなく、今、ユニフォームの胸元にある「水上村」と書かれたロゴが注目されています。 【写真18枚】箱根駅伝連覇 青山学院の胸ロゴ「水上村」ってどこ? 写真で見る SNSの声「水上村ってどこなんだ?群馬じゃないよね?」「妙高市ならわかるけど水上村ってどこだ?」 記されていたのは、新潟県の妙高市と「水上村」という地名。SNSなどで、いったいどこなのかと話題になりました。 九州の中央に位置し、熊本県南部の山間部にある水上村。人口1933人、高齢化率45%の小さな村です。そんな小さな村と箱根の強豪校との間にどんなつながりがあるというのでしょうか?
スポーツでの地方創生に力を入れる水上村
『めざまし8』が話を聞いたのは、今回の反響に驚きを隠せない水上村役場の職員です。 水上村役場 地方創生推進課 那須裕平さん: 知り合いからLINE来て「水上村トレンド入っとるぞ」みたいなので、ちょっとびっくりしました。 12年ぐらい前から、公認のロードレース大会をはじめまして、そういう陸上とかスポーツ関係で地方創生をやっていこうというところでスタートしたんですけど。 実はこの水上村、2017年に、標高約1000mの場所にクロスカントリーコースをオープンするなど、スポーツでの地方創生に力を入れています。 2023年、青学陸上競技部の原晋監督が代表理事を務める会社と包括連携協定を結び、監督自身も村の地方創生推進アドバイザーに就任するなど関係を深めてきました。 そして2024年3月、青学の陸上部が初めて水上村で合宿を行い、その後、原監督から村長に提案され、7月にロゴ契約を結ぶに至ったというのです。 水上村役場 地方創生推進課 那須裕平さん: すごくワクワクしましたね。すごく知名度もありますし、選手たちの育成にちょっとですね携われたっていうのもあって、それをどうにか水上村も一緒にPRできんかなって。本当にいいタイミングでこういうお話をいただいてですね、うまく優勝してもらって。 これまで村のホームページへのアクセス数は1日平均50件程度でしたが、箱根往路の1月2日だけで約6000件と、120倍に! PR効果抜群で、うれしい悲鳴も。 水上村役場 地方創生推進課 那須裕平さん: うち、ふるさと納税も同じ課でやってて、ふるさと納税の対応も今、電話がめっちゃ鳴ってて、うち職員今4人しかいないので、課がめちゃくちゃピンチです(笑)。 職員も募集してますんで、よろしくお願いします! 青学が合宿した宿泊先は、2023年に原監督が購入し再出発した温泉旅館「市房庵なるお」。 支配人は、原監督から直々に依頼されたという箱根駅伝初優勝メンバーの一人、村井駿さんです。 村井支配人は、水上村は合宿地にふさわしいと話します。 市房庵なるお 村井駿支配人: 標高の高いところでの練習、なかなかきついコースでございますので、そこの走り込みの部分ではすごく役立ってるなと。 一番は温泉がすごい。私の旅館でも源泉かけ流しの温泉があるんですけども、やっぱり合宿において、疲労をどれだけ回復させるかっていうのが一番大切ですので。 さらに水上村役場の那須さんは、学生スポーツの合宿地にふさわしい、あるワケを明かしてくれました。 水上村役場 地方創生推進課 那須裕平さん: コンビニがない村です。高校生とか合宿来ても買い食いするとこがないんで、監督さんたちは最強の環境だって言ってます。 コンビニで買わないように飲み食いしないで、ちゃんと3食、宿の飯を食べっていう。ただ、居酒屋は、3、4軒あるので、監督さんたちには最高なんです。